【書評】「王様ゲーム 深淵8.08」(金沢伸明)日本・韓国・台湾の学生に潜む王様

王様ゲーム 深淵 8.08 (双葉文庫)

 

王様ゲーム 深淵8.08」

金沢 伸明 著 読了。 

 

王様ゲームシリーズ12作目。

ついにここまで読みきりましたー。

1ヶ月ほど前に王様ゲームを手にとって、最初の巻を読み終えたのが11月18日でしたから、まさに1ヶ月ちょうどといったところですね。

シリーズものの作品を10冊以上連続で読むこと自体が初めてですが、まさか1ヶ月で読みきるとは思っていませんでした。

そんな勢いにも後押しされて、ここ最近の書評記事はもっぱら王様ゲームばかりとなってしまいましたが、皆さんに飽きられていないか心配です(笑)

 

てかてんとしては、まだ王様ゲームシリーズの続きを読み続けていたい・・・くらいですが、どうもそういうわけにはいかないようです。

この書評を書き終えたら、王様ゲームのまとめ記事を書いて、他の読み溜めた本を書評するとします。

 

それでは、王様ゲーム深淵の書評を書いていきまーす!

 

※ 過去3作品の書評は以下のリンクからお読みいただけます

tekaten.hatenablog.jp

tekaten.hatenablog.jp

tekaten.hatenablog.jp

 

今回のトピックはこちら!

 


  •  「王様ゲーム 深淵8.08」のあらすじ

  • これまでの作品よりも各キャラクターが細かく描かれている
  • 王様の正体は・・・ 衝撃の事実!
  • 終わりに
  •  

     「王様ゲーム 深淵8.08」のあらすじ

    台湾の孤島「紅島」で続く王様ゲームは、次第に犠牲者を増やしながらもなお、終わる気配は全くないという状況だった。

    王様の正体はいったい・・・?

    生存しているメンバーで様々な推理を展開する。

     

    そもそも、王様は生存者の中にいるはずであり、生存者の状況やメンバーを把握した上で命令を操作している様子だ。

    また、個別に命令が送られてくる場面もあり、個人の生存確率はバラバラといった状況。

    こうしたちょっとした変化や状況をまとめていきながら、少しずつ王様の正体を絞り込もうとしていくが・・・?

     

    深淵も2冊で完結ということで、スピード感はさらに増していった内容です。

    メンバー1人ひとりのキャラクターもしっかりしていて、読み応えあり!

    オススメです。

     

    これまでの作品よりも各キャラクターが細かく描かれている

    これまでの王様ゲームシリーズでは、主要登場人物の数もそこまで多くはなく、敵や味方・主要な中立人物などを含めても6〜7名くらいでした。

    なので、書評記事の冒頭にも主要な登場人物の解説を書かせてもらっていたんですが、「深淵」ではそれが難しい。

    なぜかというと、

    主要と呼べるキャラクターが多すぎるから、です。

     

    主人公の翔真の仲間だったり、信用できるメンバーだけを絞れば数名なんですが、その他のメンバーもかなり重要な活躍を見せます。

    一人ひとりにしっかりとしたキャラクター性をもたせているし、「日本・韓国・台湾」と国籍を3カ国に分けているからか、キャラクターをよく覚えている印象。

    一言で言うと、キャラクターが活きている感じですね。

     

    これまでのシリーズは、主要な味方と敵は覚えているけれど、犠牲になっていく多くのメンバーは「モブキャラ」のようで名前すら覚えていませんでした。

    この点は、「深淵」を面白く読めた理由のひとつなのかもしれませんね。

     

    王様の正体は・・・ 衝撃の事実!

    深淵の面白さは、王様の正体を知ったその時です。

    どの作品でも、王様は誰だ?と推理しながら読み進めるわけですが、

    この深淵では「ある意味では期待通りで、ある意味では裏切られた」と感じる衝撃を受けました。

    ・・・読んでいないひとにとっては何のこっちゃ?と思うような感想かもしれません、ごめんなさい。

     

    もしも、「王様ゲーム深淵」を読んだ後にこの記事を読んでくださっている人がいたら、きっとこの感想の理由がわかってもらえるはずです!

     

    終わりに

     

    ということで、王様ゲーム 深淵まで全て読みきりましたー!

    12冊、本当にあっという間に楽しめました。

    少し余韻に浸っている感じですね(笑)

     

    とは言いつつも、積ん読本が山ほど書斎で待っているので、少しずつ読んでいかなければなりませんね。

    書店に出向くと、読みたい本が何冊もあって、大変でした。

    せめて、今の積ん読から1冊読んだら、書店で1冊新しい本を買っても良い!みたいにしないと、書斎が未読本だらけになりそうです。

     

    ・・・話が逸れてしまいましたが、

    王様ゲームシリーズは、まとめて数冊読むことも全然可能な作品です。

    スピード感はあるし、会話表現が多くてライトであるし、内容は直感的で理解しやすい。

    ちょっと読んでみようかなーと思っている人には、そのままの勢いで読んでも後悔はしない作品だと、おすすめできますよb

     

    本日も、てかてんの書斎にお越しいただき、ありがとうございました! 

     

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    金沢 伸明
    双葉社 (2017-02-16)
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