仕事をする上で知っておきたい3つの心構え「どんな仕事でも2割増しでやりなさい」

 

どんな仕事も2割増しでやりなさい―リーダーを目指すなら「最良の部下」になる

 

「どんな仕事も2割増しでやりなさい」

 

岩崎 哲夫 著 

 

 

仕事をする上で、専門的な技術や知識はもちろん必要なのですが、それよりも大切なことがあります。

 

それは、仕事に対する考え方や心構えです。

 

仕事なんだし、このくらいでいいよ。

と考えていれば、どれだけ優れた技術を持っていても良い仕事はできませんし、

この仕事に全身全霊をかける!

という心構えなら、技術が劣っていても良い仕事ができます。

 

人間ですから、詰まる所は心構え、というわけです。

この「どんな仕事も2割増しでやりなさい」では、そういった様々な仕事に対する心構えについて面白いことが書かれていたので、

仕事をする上で知っておきたい3つの心構えと題し、今学んでおきたい心構えについてまとめていきます。

 

今回のトピックはこちら!

 

 


  • 仕事に没頭する時期も必要!その後の考え方を形成する

  • 集団とは「価値観が異なるものが集まっている」と理解しておく 
  • 愚痴の言い過ぎに注意!ネガティブな発言は自身のやる気を削ぐ原因になる
  • 終わりに
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    仕事に没頭する時期も必要!その後の考え方を形成する

     

     

    仕事を頑張る上で、「ものすごく忙しい時期」と「割と余裕のある時期」があると思います。

    所属している組織の仕事量が多いか少ないかにも依存しますが、自分自身の心持ちだったり、仕事の処理能力だったりも影響しますよね。

     

    余裕があるのは仕事をさばく能力が高くなっている証拠です。

    しかし、部署に配属されたばかりの頃は、きっと仕事に溺れてしまうほど忙しかったのではないでしょうか。

    もしもそんなに忙しくなかったと感じている人がいたら、それはちょっと危険かもしれません。

     

    若いうちに数年(私の気持ちでは5年くらい)、寝食を忘れて仕事に打ち込むと、その経験が生涯の財産になります。どんなに未熟でも「仕事の面白さを発見する技術」だけは、その時期に身につくからです。

     

    「どんな仕事も2割増しでやりなさい」より引用しています。

     

    この引用文にもあるように、寝食を忘れる勢いで仕事に取り組むほど忙しくした時期があれば、それが生涯の財産になるのです。

     

    言い換えれば、今までそれほど忙しくなかったと感じているなら、とても勿体無いということです。

     

    忙しくて潰れてしまいそうになるからこそ、どうやって効率よく仕事を処理するかを考えるようになります。

    忙しいからこそ、どうにかして仕事を進めるために様々な人と密にコミュニケーションをとります。

    いろいろな仕事を短期間でこなさなければならないこそ、仕事の面白さや会社全体の動きが見えてくるようになります。

     

    こんな具合で、忙しければ忙しいほど、短期間で得られるものは大きいのです。

    そしてその得られるものは、余裕があってゆとりを持った仕事の進め方をしている人には絶対に得られないものばかり。

     

    若い頃は、苦労を買ってでもしなさい。

    と言いますが、まさにその通りだと言えます。

     

    若い頃にそんな忙しく仕事に没頭する機会があったなら、それはとても素晴らしいことです。

    これまで仕事に没頭した経験がないなら、今からでも遅くないので「寝食を忘れるほど仕事に打ち込む」という経験をしてみてください。

     

     

     

     

    集団とは「価値観が異なるものが集まっている」と理解しておく 

     

     

    2つ目の心構えは、集団についてです。

    人間は一人ひとり異なる価値観を持っていて、その価値観に則って様々なことを決めて行動しています。

    簡単に言い換えれば、自分自身の基準となる考え方が価値観ですね。

     

    価値観は自分を形成する大切な要素です。

    だからこそ、価値観が異なる相手に対しては、嫌悪感や不信感を抱いてしまうきっかけになりうるのです。

     

    例えば、

    仕事はお金をもらうためのものだから、それなりに仕事をしていれば良い。

    という価値観の人と、

    仕事をさせてもらっているからこそ、必ず結果を出せるよう良い仕事をすべきだ。

    という価値観の人が一緒に仕事をするとどうでしょうか?

     

    お金がもらえれば良いと思っている人は、なぜ必死になって仕事をしているのか?と疑ってしまうでしょう。

    反対に、良い仕事をすべきだと思っている人は、なぜお金をもらっているのに仕事を頑張らないのか?と不信感を抱きます。

     

    こんな感じで、人間関係にはいろいろな価値観の差異によるぶつかり合いが、どうしても起こってしまうものなのです。

     

     

    誰もが自分の価値観というものを持っていて、それに合う人には親しみを感じますが、合わない人に対しては違和感や不快感を持つものです。価値観の(差異)は、人の好き嫌いを決める決定的な要素とも言えます。

     

    「どんな仕事も2割増しでやりなさい」より引用しています。

     

    価値観が及ぼす問題は、絶対に逃げ出すことができない問題です。

    どんな相手であろうと、人間同士の付き合いなら必ず価値観がぶつかります。

     

    自分と異なる価値観を持つ人に出会っても、あまり敏感になりすぎないようにするためにも、「価値観が異なる人が周りには沢山いる」ということを知っておきましょう。

    「知る」だけでも、感情に起伏を抑えることができますし、「あ、この人とは価値観が異なるから、あまりここは感情的にならない方がいい」と一歩下がって冷静でいられるようになります。

     

     

     

    愚痴の言い過ぎに注意!ネガティブな発言は自身のやる気を削ぐ原因になる

     

     

    3つ目の心構えは、愚痴を言いすぎないようにしなければ、自分自身のやる気を削ぐ原因になってしまうということです。

    これは、案外気がつかなかった人が多いのではないでしょうか。 

     

     

    愚痴を最初に聞くのは、ほかの誰でもない自分だからです。愚痴の多い人は、いつも否定的な言葉に取り囲まれています。そんな状態でよい仕事ができるはずがありません。

     

    「どんな仕事も2割増しでやりなさい」より引用しています。

     

    なるほど、その通りだなと感心した一文です。

    愚痴を言うと適度にストレス発散にはなりますが、それ以上にマイナス要素もあるようです。

    特に、愚痴を言った際、最初にその愚痴を耳にするのは他ならぬ自分だということが重要。

     

    愚痴を多く言ってしまう人は、その数だけネガティブな言葉を耳にしていることになってしまいます。

    いつもネガティブな言葉に囲まれていては、良い気分になれるはずがありませんよね。

     

     

    最近の研究では、やる気なしの状態が続くとうつになるそうです。また、免疫機能も低下するそうで、やる気が起きないと、人生はどんどん暗くなっていくのです。

     

    「どんな仕事も2割増しでやりなさい」より引用しています。

     

    この引用文にもあるように、やる気を失っていくと徐々にうつになる可能性が高まってしまうということ。

     

    つまり、愚痴ばかり言う人は、それだけネガティブな言葉に囲まれた生活をしてしまい、徐々にやる気を失っていって、最終的にはうつになってしまう危険性すらあるということになります。

     

    これは大げさに言っているように感じるかもしれませんが、人間の習慣とは恐ろしいものです。

    愚痴を言う習慣がある人は、些細なことでもつい愚痴を言ってしまっていますし、同じ愚痴を何度も何度も言っているはずです。

    その習慣が何年、何十年と積み重ねられると、本当にうつになってしまうのではないか?と感じてしまいます。

     

    ストレスを溜め込まないためにも、適度に仲間内で愚痴を言うことは良いと思いますが、それ以上に不要な愚痴を言ってしまわないように日頃から注意しておきましょう。

     

     

     

    終わりに

     

    人間は、習慣や心構えで日々の活動が行われています。

    ということは、良い習慣を沢山見につけ、良い心構えで物事に取り組めば、自然と人生は好転していくということです。

     

    今回まとめてきた3つの心構は、誰にでも当てはまり、誰にでも必要な心構えばかりです。

    そんなことわかってる!という人も、今一度思い出す意味を込めて、一読していただけれいれば幸いです。

     

    当たり前と思っていることほど、適度に見直して頭に入れなおしておくとなお良いでしょう。

     

     

     

     

    どんな仕事も2割増しでやりなさい―リーダーを目指すなら「最良の部下」になる

     

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