今年こそ、本をたくさん読もう!
今年こそ、読書を習慣化しよう!
と、意気込んでは失敗して、なかなか本を読めていない人も結構いるんじゃないでしょうか?
せっかく意気込んで本を買ったのに、実は半分も読まないうちにタンスの肥やしになっちゃっている人もいますよね。
新しい習慣は、簡単に身につけることはできませんし、最初はやっぱり努力が必要なものですから、すぐに諦めてしまっては勿体無い。
本を読もう!と思った気持ちがものすごく大事だと思いますので、せっかくだったら習慣化していろんな本を読みましょう。
・・・ということで、
年間100冊の本を毎年継続して読み続けている私なりに、読書がなぜ続けられないのか?というテーマで「あなたの読書が習慣化できない5つの理由」についてまとめていきます。
ここにもしも当てはまることがあったら、その理由こそが読書が続かない理由かもしれませんので、ご自身に当てはめながら読んでみてください。
今回のトピックはこちら!
理由① 一文字残らず読まなければならないと思っている
理由② まとまった時間で本を読もうとしている
理由③ いつでも本が読める状態を作っていない
理由④ 本からの学びを生活に活かせていない
理由⑤ 一冊読み終わったらすぐに次の本を読み始めていない
終わりに
理由① 一文字残らず読まなければならないと思っている
まず最初の理由が、本は「一文字残らず読まなければならないと思っている」です。
学校で教科書を読んだり、会社で資料を読んだりするとき、どうしても隅から隅まで読むのが当たり前で、そこに書いていることを読み飛ばしたりしていると「なんで読んでないんだ。あれに書いてあっただろう」と読んでいないことが問題になることがあります。
だからこそ、なのでしょうか、本もすべて隅々まで読まないといけないなんて思ってしまう「幻想」があったりします。
でも、本は趣味で読んだり、勉強のために自分から進んで読むものなのですから、細かいルールはあまり設けない方が続きます。
きになるところは集中してしっかり読んで、気が乗らなかったりあまり内容が入ってこないところはざっくり読む。
そんな感じでも全然問題ありません。
ビジネス本や自己啓発本などは、1冊のうち本当に伝えたいことは「2割程度」なもので、残りはその2割を引き立たせる内容に過ぎません。
著者の経験や略歴の詳細、同じことの繰り返し文などは、ある程度読み飛ばしても良い。
とりあえず、一文字も逃さず読もうとすることで読書を辞めてしまったり、続かなくなってしまっているのだとしたらもったいないです。
私も、小説なんかはあまり読み飛ばすことができませんが、ビジネス本や実用書・自己啓発本はある程度読み飛ばしています。
小見出し(太字でつけられたトピックのタイトル)を見て、
「あ、この内容は知っているな」とか「ここはあまり気にならないな」
と思ったものについては、数ページごっそり飛ばしてしまって、次の小見出しまでワープしちゃうこともあります。
それくらいラフに、そしてルールはあまり作らずシンプルに。
読書は楽しめるように続けていくことが第一です。
理由② まとまった時間で本を読もうとしている
2つ目の理由は、「まとまった時間で本を読もうとしている」ということです。
実際は、まとまった時間で本を読めると理想的で、ゆっくり読書を楽しむことができます。
でも、これがまた縛りになってしまっている可能性が高いです。
というのも、「まとまった時間で本を読もうとしている」ならOKなのですが、
「まとまった時間が無いと本は読めない」
に変わってしまっていると危険信号。
いつも本を読むためにまとまった時間が確保出来る人なら大丈夫なのでしょうが、ほとんどの人は忙してまとまった時間を確保できたりできなかったり、予定は未定になっているはずです。
仕事に、家事に、プライベート、そして家族との時間など、自分に必要な時間を使ってもなお、まとまった時間があるならば、ゆっくり本を読むことができます。
しかし、実際は土日にまとまった時間がある可能性がある。程度のものだと思うので、本は「まとまった時間があればそこでゆっくり読む」くらいの心構えにしておいたほうが良いです。
むしろ、「ちょっとした細切れ時間で本を読む」という習慣が身につけば、無理なくたくさんの本を読めるようになります。
理想はまとまった時間ですが、細切れ時間で少しずつ本を楽しめるようになることが、現代では必要じゃないかと思います。
以下に細切れ時間で本を読むことについて触れている記事のリンクを貼っておきます。
理由③ いつでも本が読める状態を作っていない
3つ目の理由は、「いつでも本が読める状態を作っていない」ということです。
先ほどの理由2で、まとまった時間が確保しにくいので、細切れ時間(スキマ時間)で少しずつ本を読むことをお勧めしました。
例えば、電車をホームで待っている時間だったり、テレビを見ていてCMがかかっている時間といった、本当に数分くらいの時間であっても本を読むようにするということ。
1日のうちに、この数分間がいくつかあれば、簡単に30分や1時間を作り出すことができます。
そして、そうした細切れの数分間を見逃さないために、いつでも本が読める状態を作っておく必要があります。
いつでも本が読める状態とは、常に本を持ち歩き、暇な時間があればスマホでSNSを見る・・・じゃなくて、本を開くようにしておくこと。
1日に何度も同じSNSを見たり、同じラインのタイムラインを見たりするのではなく、空いた時間にはさっと本を手に取り読み始めましょう。
kindleや文庫本のような手軽に持ち運べる本であれば、細切れ時間にさっと読むにはぴったりです。
小説だと、たった数分間ごとに読んでいると話のつながりがわかりにくかったりしますから、短編小説・1駅ストーリーのような超短編小説・ビジネス書・自己啓発本などが良いでしょう。
たった数分間でも読みやすい本を選ぶことで、読み始める時の抵抗感も少なくなります。
本当にちょっとした細切れ時間の積み重ねなのですが、実際に有効活用してみると案外バカにできないものですから、チャレンジしてみてください。
理由④ 本からの学びを生活に活かせていない
4つ目の理由は、「本からの学びを生活に活かせていない」ということです。
一見、読書を習慣化できない理由とは関係なさそうに見えますが、これがかなり関係あるのです。
せっかく本を読んでいても、自分が成長している感覚がなかったり、ただ読んでいるだけになってしまうと、お金もかけて時間もかけているのにもったいないと思ってしまいます。
人生、そんなに時間に余裕があるわけではありませんので、ごもっともです。
ちょっとしたポイントを押さえておくだけで、本からの学びをしっかり生活に活かすことができます。
それが、付箋と読書ログを用いたデータベース読書法。
私が実践している読書法なのですが、簡単に説明すると、
本を読みながら気になったところに付箋を貼っていき、読み終わった後は付箋を貼った箇所をパソコンに打ち込む。そして、パソコンに打ち貯めた情報を後で見返す習慣を身につけるだけでOK。
いつも見直せる仕組みにするためには、パソコンに貯めた情報を必要な箇所だけプリントアウトして、手帳に閉じたりファイルに閉じたりして持ち歩けば、いつでも本から得た重要なポイントを復習することができます。
詳しくは、過去にまとめた記事がありますのでご参照ください。
理由⑤ 一冊読み終わったらすぐに次の本を読み始めていない
最後に5つ目の理由は、「一冊読み終わったらすぐに次の本を読み始めていない」ということです。
本を読み終わると達成感があります。
でもその達成感を味わって、次の本を読み始めるまでに間を空けてしまうと、もう一度本を読み始めるのに少しやる気が必要になってしまいます。
大げさに言うと、学生の時に試験に向けて勉強を頑張りますが、試験が終わった後はちょっと勉強がおろそかになりますよね。
試験が終わった開放感で、別のことがやりたくなったりします。
そんなイメージで、本も読み終わってからが肝心だったりするわけですね。
だから、本を一冊読み終わって、次の本を読み始める時に間を空けない。
そのために、本は常にストックを持っておきましょう。
次に読みたい本は、数冊購入して持っておきます。
できれば、次に読む本も持ち歩いておくとより良いですね。
外出先で本を読み終わっても、次の本を持ち歩いていればさっと次の本に移行できます。
可能であれば、数冊まとめて読む並行読みをやってみてもいいでしょう。
本はその時の気分で読みたいものが異なったりします。
だから私は、ビジネス本を数冊、小説を数冊、同時期に並行読みしています。
ビジネス本を読んでいて、ちょっと飽きてきたなと思ったとしても、それはビジネス本に飽きているだけで本を読むことには飽きていないことがよくあります。
数学の勉強は飽きたけれど、英語の勉強に切り替えたらやる気が復活するようなものですね。
なので、ビジネス本を読んでいて飽きたら、次は読みかけの小説に手を伸ばすのです。
この並行読みをやっていれば、一冊本を読み終わっても必ず読みかけの本が残っているので読書の間を空けなくて済みます。
この並行読みについても、過去にまとめた記事がありますのでご参照ください。
終わりに
いかがでしょうか。5つの理由の中に当てはまる項目があったとしたら、そのポイントに注目して読書のやり方を変えてみてください。
きっと、読書が少しずつ習慣化してくるようになっていきます。
読書家が少なくなってきた昨今において、本を読んでみようとか、実際に読み始めてみたという人は本当に貴重な存在です。
だからこそ、そんな貴重な人たちには読書を習慣化できるようになってほしい。
そもそも読もうとすら思わない人たちが増えてきていますから、数少ない読書家として、何か力になれればと思います。
この記事が、読書家を増やすきっかけに、そして読書を習慣化するきっかけの一助となれば幸いです。
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