出版業界が低迷している理由身近に書店が無くなることも影響している
本を読まない世代が大人になっている
本にも新しい形が必要?
終わりに
出版業界が低迷している理由
身近に書店が無くなることも影響している
話は少し脱線してしまいましたが、出版業界がどんどん不況になっていくことによって、リアル書店が閉店に追い込まれていくケースがあちこちで発生しているようです。
私の住んでいる地域でも、子供の頃から慣れ親しんだ書店がいくつも閉店し、数年前まで何店舗もあった「古本屋」もすべて閉店してしまいました。
・・・非常に残念です。
このように、人々の身近から書店が消えてしまうと、そもそも本を買ってみよう!とか本屋に行こう!という話にすらならなくなります。
本を読む習慣がある人は、インターネットから本を買ったり、ちょっと隣の町まで本屋さんを探しに行ったりするのかもしれませんが、本を読む習慣がない人にはこれから本を読むきっかけを与えることができなくなってしまうんです。
本屋が次々と閉店していくと、メガ書店に売り上げが集中していくことになり、個人で営業する書店が新規参入できなくなります。
やはり今後生き残るのは、メガ書店とインターネット書店だけという感じになっていくのかもしれませんね。
本を読まない世代が大人になっている
自分の親が医者だから、自分も医者を目指しました!
っていう話はよく聞きますよね。
親がサッカーしていたから、僕も子供の頃からサッカーをしているんです。
というように、職業や趣味も、親からの影響を非常に多く受けます。
意識していなくても、親が子供に強制しなくても、実はたくさんのことを親から受け継いで、親の影響を受けながら育っていきます。
読書も同じなんだろうなと私は思っています。
親が全く本を読まない家庭と、親が読書好きの家庭があったとすると、子供が本を読むようになる可能性は「後者」の方がダントツで高いと思います。
親が楽しそうに本を読んでいたり、いつでもどこでも本を読んでいたりする姿を見ていれば、子供は無意識でも影響を受けます。
親が楽しんでいることは、子供も真似したくなっちゃいますよね。
ということで、現代の親世代があまり本を読まなくなっていることも、出版業界に少なからず影響を与えているのでしょう。
親が本を読まないから、子供も本を読まない可能性が高まる。
そして、その子供たちが次に親になっていくと、さらに本を読まない子供たちが誕生する可能性が高まる。
・・・続けていくと、段々と出版業界が低迷していくのだと思ってなりません。
私の親はあまり本を読まないタイプですが、それでも私は本が好きでたまらなくなりました。
なので、親が本を読まないからといって、子供も本を読まなくなると決まっている訳ではないとも言えます。
しかし、確実に本を読まない子供たちが増える「可能性」は高まっていくので、これからの出版業界には近年の「電子書籍」のような新しい形が必要になってくるのではないかと考えられます。
本にも新しい形が必要?
紙の本だけでなく、電子書籍が発展してきているように、本には新しい形が必要になっているのかもしれません。
電子書籍がさらに発展して、ちょっとした音声や映像、gifなどのアニメーションが挿入された解説があったりすると、より読者も楽しめるようになります。
日本ではまだ浸透していませんが、オーディオブックも手段のひとつですね。
オーディオブックは、本の内容をナレーターが読み上げて全て音声化したものです。
忙しいサラリーマンでも、移動時間や疲れて横になっている時間なんかにイヤホンを耳に当て、音楽を聴くように読書を楽しむことが可能なのです。
もちろん、紙の本や電子書籍を読むのとは一味違った感じにはなりますが、本からノウハウを得るために、今や音でも本が読めるのです。
技術の進歩はとても早く、そして面白いものですね。
数年前まで、本が電子化されて手頃な端末で読書が楽しめるようになるとか、音で読書ができるようになるなんて、全く予想ができませんでした。
ですから、この先読書もまた新しい進化を遂げていくものと思います。
私も何か新しい進化を提案できる立場になりたいと思っていますが、なかなかアイディアが出てこないものですね。。。
時代が新しい読書スタイルを生み出した時、それに置いて行かれないように自分たちも進化していきたいですね。
終わりに
自分が人生の一部として楽しんでいる読書という趣味。
やっぱり、自分が心から楽しんでいるからこそ、業界として発展して欲しいと思うし、新しい楽しみ方が生まれることも、また楽しみになります。
ですから、読書に関わる人がより増え、業界として不況だけれども何か力になれるような活動は続けていきたいと思います。
このブログで読書に関わる記事をたくさん投稿することもそうですし、書評を行うこともそうです。
いずれは電子書籍を執筆するなどして、少しでも出版業界に寄与できればと思います。
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