書評に何か付加価値をつけようと考えてみた

 

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書評と読書に関する記事をメインに書いている「てかてんの書斎」ですが、これからもたくさん記事を書いていくに当たって、ふと考えたことがあります。

 

それが、タイトルにもなっている「書評に何か付加価値をつけてみよう」ということです。

 

 

世の中には、溢れるほどの書評ブログや書評サイト、Amazonなどのネット書店のレビュー、そして書評をレジュメにまとめた定期購読など、本の情報をメインにビジネスをされている方はたくさんいらっしゃいます。

 

私も、読書が好きだからこそ、読書の記録をつけようという気持ちと、誰かのためになる情報提供になれば・・・という気持ちで日々書かせていただいています。

 

しかし、ただ読んだ本に対して簡単な書評とまとめを書いているだけでは、その他大勢と変わらない、もしくはその他大勢よりも優れた情報を提供できません。

 

私の思いとしては、こうしたささやかな読書に関する情報提供によって、読書家が増え、出版業界に少しでも影響が与えられたら・・・というビジョンがある(大げさかもしれませんが・・・)ので、何か付加価値をつけていかなければ、生き残れないと思います。

 

 

そこで今回の記事では、「書評に何か付加価値をつけることはできないだろうか?」というし視点で、書評メディアについて考えていきたいと思います。

 

 

 

今回のトピックはこちら!

 

 

「情報量」で書評に付加価値をつける

 

「スピード」で書評に付加価値をつける

 

書評記事の音読音声を付加して「聞く書評」で付加価値をつける

 

終わりに

 

 

 

 

「情報量」で書評に付加価値をつける

 

 

 

最初に思いつくのが「情報量」で書評に付加価値をつけるということです。

 

一般的に書評で書かれている文量は、大して多くない印象ですが、それは読みやすさや情報を掻い摘んでわかりやすくするためだと思います。

 

短い時間で記事をさっと読んでもらい、その本の肝となる部分を伝えるには、文量を少なく、それでいてわかりやすくが理想かもしれません。

 

 

しかし、せっかく開いてもらった書評の記事を、少ない文量で終わらせてしまうのはなんだか寂しい気もします。

 

これまでてかてんの書斎で書いてきた書評も、なるべく文量を多くすることを心がけておりましたが、それは以下の理由があります。

 

 

 

・ 本のエッセンスをしっかり伝えたい

 

・ 本を読んで考えたこと、自分の知識、思いも伝えたい

 

・ 書評の文量が多ければ、ページを開いたまま読者にも考えてもらえるのではないか

 

 

このような理由があって、なるべく文量を多く書くことにしていました。

 

本のエッセンスをお伝えすることはもちろん、自分が考えたことや知識なども加えることで、より書評の質を向上させることができます。

 

さらに、文量が多くなると、読者はページを読み終わるまでの間に色々と考える時間もあると思うので、その分だけ書評から何かを学んでもらえるとも考えました。

 

 

ここにさらなる付加価値を付けようと考えると、やはり「圧倒的な文量」というのも面白いかもしれません。

 

 

書評ブログはいくつか購読しているけれど、「てかてんの書斎」は圧倒的な文量で読めるから勉強になる。

 

 

そんな風に思ってもらえれば、十分な付加価値が提供できると思います。

 

 

 

 

 

 

 

「スピード」で書評に付加価値をつける

 
 
 
次に付加できる価値としては、「スピード感」です。
 
新しい本、話題の本などを、スピーディに読み込み、素早く書評する。
 
情報が飽和する前に、必要とする読者に書評情報をお届けすることも、大きな付加価値だと思います。
 
新しい本は、毎月たくさん発売されていて、読みたい本がたくさんあるのにどれを選んでいいかわからないという人も多くいます。
 
そんな人には、最新の話題作がスピーディに書評されていれば、書評を参考に本選びをすることも可能になります。
 
 
 
しかし、個人でやっている書評ブログで、多くの情報をスピーディにというのは難しい。
 
ただでさえ、仕事にこうしたブログ活動もある中で、新刊の話題作をすべて早急に読み込むことはとても不可能だと考えられます。
 
・・・そんなことしていると、仕事にも支障が出てきそうなものです(笑)
 
 
ということで、スピード感で付加価値をつけることをメインに取り組むことは現実的ではありませんが、なるべく新しい本をタイムリーに書評しようという心構えは持っていきたいです。
 
 
 

 

 

 

書評記事の音読音声を付加して「聞く書評」で付加価値をつける

 

 

 

最後に、私が実践している音声学習法を応用した、「聞く書評」についてまとめてみます。

 

過去に、音声学習法についてもまとめていますので、ご一読ください。

 

 

 

tekaten.hatenablog.jp

 

 

「聞く書評」とは、書評記事をブログに書き、その内容を私自身が音読し、音声データとして配信するというものです。

 

まだ取り組み始めていないのですが、いずれやってみようと思っています。

 

メールマガジンなどを使って、1日1冊の本を書評し、その音読データを送信すれば、忙しいビジネスマンでも通勤時間などに書評の情報を耳から得られます。

 

アイディアに過ぎませんが、定期購読しているブログがあっても、そのブログを毎日しっかり読み込むことはなかなかありません。

 

記事が音声データにもなっていれば、通勤時間などに手軽に聞けるため、ありがたいサービスだなと思います。

 

 

実際に、勉強のシーンを思い浮かべてもらうと分かり易いと思います。

 

勉強をするときに、何もかもノートに書いて勉強するより、音声の教材を聞いていた方が頭に入っていた、という経験は誰にもあるでしょう。

 

 

繰り返し聞いた好きな歌なら、英語の歌詞でもすべて覚えている!

 

これこそ、音声で繰り返し聞いたことによる学びなのです。

 

音声でブログの書評記事を配信するという試みは、近いうちに試してみたいと思います。

 

 

 

終わりに

 

長く書評を行っていると、マンネリ化してしまったり、質が低下したりしがちですが、折を見て改善を図っていきたいものです。

 

特に、初めて書評を行うとき、大体はネット上に溢れている書評サイトを参考にしながら、自分なりに書き始めてみる、というのが一般的です。

 

私もそのような形でスタートしたことを覚えています。

 

 

しかし、これだけ情報過多の時代ですから、何か特徴や強みがなければ、そもそも読んでもらうことすらかないません。

 

書いても読んですらもらえないくらい、現代は様々な情報が溢れており、皆がインターネットを活用しているということなのです。

 

SNSのめまぐるしい発展と、根強い人気を見ていてもわかりますね。

 

 

考えてみると、この「皆がインターネットを使っている」という状況は、新規に書評サイトを立ち上げる上でピンチなのか、チャンスなのか。

 

基本的には、情報過多で新規参入の余地なんかないさ。とピンチをみる方が多いと思いますが、私は逆にチャンスだと思います。

 

何も目新しいものがなければ、全く読んでもらえない、情報の海に沈んでしまう可能性も多くありますが、きっかけがあれば爆発的に読んでいただける可能性さえ秘めているのです。

 

このように考えると、私も継続してコツコツ「書く」という作業を続けていきたいものだと思います。

 

まだまだ拙い文章ではありますが、継続する中で自分の色を出していきたいと思います。

 

 

 

 

 

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