「仕事のやりがい」について考えよう

 

f:id:Tekaten:20160916071603j:plain

 

 

「働き方・仕事」に関する連載の第4弾は、「仕事のやりがいについて考えよう」というテーマでまとめていきます。

 

これまでの連載記事は以下にまとめます。

 

 

 

 

第1弾 「働くこと・仕事」について連載します

 

tekaten.hatenablog.jp

 

 

 

「働くってどういうこと?」 

 

tekaten.hatenablog.jp

 

 

 

「会社には本当に色々な人がいる」

 

tekaten.hatenablog.jp

 

 

仕事を始めるとなった時に、まず頭に浮かぶのが「職場の待遇」だったり「お金の話」だったり「仕事のやりがい」だったり。

 

多くはお金と働きやすさだとは思いますが、最近の大学生にヒアリングしてみると「やりがい」というキーワードが沢山出てくることがわかりました。

 

特に、就職の採用面接でも「やりがい」に関する発言が増えてきていると聞きますし、お金や待遇だけでなく、自分自身がやりがいを持って仕事に取り組めるかどうかが重要なのでしょう。

 

 

ということで今回は、「仕事のやりがい」ってどういうものをいうのだろう?ということでまとめていきたいと思います。

 

 

 

今回のトピックはこちら!

 

 

「仕事のやりがい」とはどういう物?

 

「仕事のやりがい」は仕事の内容が決める?本人の感覚が決める?

 

あなたがやりがいを感じることができる仕事ができるかどうか

 

終わりに

 

 

 

 

「仕事のやりがい」とはどういう物?

 

 

世間一般でよく言う、「仕事のやりがい」って一体なんなのでしょうか?

 

私は、仕事をしていて、「あーこの仕事楽しいな」とか「この仕事は世の中のためになっているな」といった、仕事から得られる充実感のようなものだと捉えています。

 

やはりお金を稼ぐためとはいえ、仕事として日々何時間もかけて取り組むものであれば、そこの達成感や充実感を求めるものです。

 

人間は自己顕示欲という欲がありますから、仕事の成果に対しても見返りのように「やりがい」というものを求めてしまうようです。

 

 

さて、その仕事のやりがいですが、「やりがいがある仕事」という言葉に疑問符が立ちます。

 

例えば、医者のように人の命を助けるというとても素晴らしい仕事は「やりがい」があるのでしょうか。

 

一般的には、そうした「専門的な仕事」や「直接人の役に立てる仕事」というのは「やりがいのある仕事」と称されます。

 

しかし実際のところどうでしょうか。

 

 

やりがいとは、「他者が見て決めるもの」ではなく、取り組んでいる本人が実感するものだと私は考えています。

 

もし医者として仕事に取り組んでいても、「人の命を預かるプレッシャー」に対して耐えきれない思いで仕事をしている人は「やりがいがある仕事だ」と思えているでしょうか。

 

答えは、否だと言えるでしょう。

 

このように、○○はやりがいのある仕事だという表現は、極論でいうと間違っていると言えそうです。

 

必要なのは、その仕事に取り組んでいる本人が「やりがいを感じているかどうか」だということ。

 

 

一般的によく言われている「この仕事はやりがいのある仕事だ」と言われている仕事は、ハイレベルで貢献度の高い仕事だからやりがいを感じやすい仕事、と言い換えることができそうですね。

 

 

 

 

 

「仕事のやりがい」は仕事の内容が決める?本人の感覚が決める?

 

 

 

前述したように、仕事は「この仕事だからやりがいがある」というものではなくて、仕事に対して本人が自覚するものだと思います。

 

とはいえ、その人その人に合う仕事「モチベーションが上がってやりがいにつながる仕事」というものがあるはずです。

 

そう考えると、仕事の内容と本人の感覚がマッチした時、やりがいを感じるのかもしれません。

 

 

では、人によってやりがいを感じやすい仕事と感じにくい仕事があるとして、どんな仕事に対してもやりがいを感じることはできないのでしょうか?

 

例えるなら、その人が心の底からやりたくない仕事でもやりがいを感じることが可能なのかどうか、ということですね。

 

あまりに極論なので、イメージがつきにくいかもしれませんが。。

 

 

自分が仕事を楽しめなかったり、仕事が嫌だと感じてしまう理由はいろいろあると思いますが、多くを占めるのが「仕事ができていないから」ではないでしょうか。

 

スポーツや勉強に例えるとわかりやすいです。

 

スポーツも、初めは基礎練習ばかりでつまらないけれど、練習を積み重ねてプレーが上手くなってくると、スポーツの楽しみ方がわかってきます。

 

まさに成功体験が次の成功体験を求めていくような感覚です。

 

勉強でも同じですね。

 

学校で学び始めた分野は、わからないことだらけで、言葉すら理解できなかったりもしますが、

積み重ねて理解できてくると、問題がたくさん解けたりして楽しめるようになります。

 

もっと難しいことまで深く学びたくなるのも、勉強を積み重ねていくからこその感情です。

 

 

仕事でも、上司から言われるがままにやっている仕事や、雑用なんかを繰り返していてもやりがいを感じることは難しいでしょう。

 

やはり、花形の仕事だったり、新しい仕事やレベルの高い仕事を求めるものです。

 

自分自身が小さな仕事でも真剣に取り組んで、その中から少しずつ何かを学び、次のステップに向けてスキルアップしていけば、やりがいを感じることができるようになります。

 

仕事が少しずつできるようになって、仕事の楽しみかたがわかってくれば、どんどん連鎖的に仕事が楽しめるようになるのです。

 

 

 

 

 

 

あなたがやりがいを感じることができる仕事ができるかどうか

 

 

 

つまるところ、自分自身がスキルを身につけ、仕事が楽しめるレベルまで上り詰めることができるかどうか。

 

仕事に対してやりがいを感じるためには、自分が仕事の楽しさを理解できるところまで成長する以外ありえないのではないかと思います。

 

仕事がつまらないと思っている人は、総じてレベルがそこまで達していないのではないでしょうか。

 

 

就職活動中の学生が言う、「やりがいのある仕事がしたいです」というのは、仕事の内容そのものにやりがいという概念を求めている発言ですが、

これでは受動的であってやりがいを感じることは難しいです。

 

自分で仕事に向き合って、その難しさの中で様々なことを考え抜いていく中で、その仕事の本質を理解し、楽しみながら工夫できるレベルにたどり着いていく。

 

そうしていくと、段々「面白いなー」とか「もっとこうしてみたらいいんじゃないか?」という判断ができるようになり、「やりがい」という言葉に結びついていくのです。

 

 

もしも今、仕事に対してやりがいを感じられずにいるのなら、今一歩前に進めるよう仕事について学んだり、いつもと違う仕事に取り組むなどして、自分のレベルを上げるとともに仕事について幅広く考えられるようにしてみましょう。

 

毎日やっている仕事が、より楽しめるようになってくれば、そこからやりがいにつながっていきます。

 

 

 

終わりに

 

いかがでしたでしょうか。

 

第4弾のこの記事では、「仕事のやりがい」についてまとめていきました。

 

人間は受動的に良いものを受け取りたいと思うものですが、人生では能動的に自分から掴みとっていかなければならないことだらけです。

 

お金で考えても同じです。

 

楽な仕事でお金がもらえたらなーという「受動的」な考えよりも、もっとこういう風にすれば会社から評価が上がって給与につながるなという「能動的」な考えで持ってすれば、

おのずと収入にもつながっていきます。

 

 

仕事やりがいも、仕事の内容に求める受動的なものでなく、自分がその面白さに気がつくところまでやり込んでいく能動的なものとして捉えれば、

 

きっとやりがいを感じる人が増えていくと思います。

 

何より、まずは楽しむことから始めましょう。

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました