こんにちは、てかてんです。
ここ最近、読書に関する記事を書き込んでいる中で、
「 読書を始めた時と今では、読書に向き合う姿勢と考え方が全く違うなー」
と感じていました。
20歳のときに読書を始めて、いまでは「人生かけて取り組むテーマ」とまで進化してきた読書。
本当に、かけがえのない趣味を見つけたものです。
そこで今回は、20歳のときに読書を始めたきっかけを思い返して、どういう流れで今に至るかをまとめたいと思います。
読書家の皆さんには「ご自身の読書を始めたきっかけと比較して」お読みいただき、これから読書を始める人や読書を始めたばかりの人は「今よりもっと読書を楽しめるかも!」と思っていただければと思います。
今回のトピックはこちら。
20歳のとき、私が読書を始めたきっかけ
6年間の読書を続けてきて、読書がどういう位置付けに変わってきたか
これからの読書を考える
終わりに
20歳のとき、私が読書を始めたきっかけ
私が20歳のときに読書を始めたきっかけは、就職担当の教授から言われたひとつの言葉でした。
それまで自分の就職について、まったく考えてこなかった私は、
「自分が楽しめる仕事はないですかね?」
と、学生生活を見守ってきてくださった教授に尋ねてみました。
すると教授は、
「自分が心から楽しめる仕事は、自分で作った仕事以外にはあり得ませんよ。すでにある仕事の中から、自分が心より楽しめる仕事にもっとも近いものを選ぶのが、就職活動ではないでしょうか」
この言葉に、私自身の考え方が大きく左右され、「よし、それなら自分が本気で取り組みたい何かを仕事にしてみてはどうか?」
と考えるに至りました。
今思うと、非常に単純な思考ですよね(笑)
教授は、
「どんな職場にいっても、そこの既存の仕事で満足せず、自分から新しい仕事を作っていけば、どの企業に就職しても楽しんで仕事ができますよ」
と言いたかったのかもしれません。
実際、ビジネスの現場では、上司に言われた仕事をするだけではそれなりの社員にしかなれません。
自らやるべきこと、この組織には何が必要なのかを考えて、それを実行できる想像力が必要なのではないでしょうか。
さて、自分で自分の好きなことを仕事にしたいと思い始めた私は、「自ら仕事を作り出している人達が何をやっているか?」を学ぶことにしました。
その当時、「ヤプログ」というブログを趣味で書いていたので、運営会社GMOインターネットグループに興味を持っていました。
そこで、GMOインターネットグループを創業した人を調べたところ、なんと現社長だということがわかりました。
社長の熊谷正寿さんの名前をインターネットで調べると、何冊か本を書いているとのことでしたので、早速著作を購入しました。
その本こそ、私が読書を始めた第1冊目の本「一冊の手帳で夢は必ず叶う」です。
初めて読んだ経営者の本は、一言一言が本当に刺激になり、「いつか私も自分がやりたいことを追い求めたい」と強く思うきっかけとなりました。
「一冊の手帳で夢は必ず叶う」は折に触れて読み直し、かれこれ10回近くは読み直しています。
こんな流れで、私の読書生活が始まりました。
6年間の読書を続けてきて、読書がどういう位置付けに変わってきたか
最初は月に3冊読めればいい方で、毎日がっつり本を読んでいたわけではありませんでした。
月に3冊というと、10日で1冊読み切るということですから、大体1週間ちょっとで300ページ程読む必要があります。
これまで読書をしてこなかった人間が、そんな簡単に読める分量ではなかったようです。
しかし、何冊か読んでいるうちに、あることに気がつきました。
それは、
「経営者や成功者は、たくさんの本を読んでいる」
ということです。
経営者や成功者は、著書の中で、
「たくさん本を読む習慣がある」とか、「学生時代は本の虫でした」といったことを良く書いていたのです。
逆説的ではありますが、本を読むから成功するのではなく、成功している人は本を読んでいるのだ、と感覚的に理解したような気がします。
本を読めば誰でも成功するなら簡単ですが、成功してもなお新しいことで成功し続けるために読書で知識を得ているのだと思います。
なので、何もできない今だからこそ、まずは成功者の習慣である「読書」を身につけ、多くを学びながらやりたいことを模索することにしました。
最初はなんとなく成功論や働き方についての本をたくさん読んでいました。
その中で気に入った作家の他の本を読んだり、本の中で紹介されていたおすすめ本を読んだり、好きなドラマの原作小説を読んだり。。。
段々と読書の幅が広がって、今みたいにたくさんの本を読むようになっていきました。
読書というのはおもしろいもので、読めば読むほど読みたい本が増えてくるものだと知っていましたか?
好きな作家の新作、好きな本の中で紹介されていた本、読書をしているからこそ目につく新刊案内や本屋大賞、自然と増える読書仲間からの影響などなど、
読書について新しい情報を手に入れやすくなるのですね。
よく言う、アンテナを張るっていうやつです。
そんな感じで、自分にとっての読書が、なくてはならない習慣として変化していきました。
今では、学ぶために読書をしよう!という感覚よりも、常に手元に本がある状態を自然と作っている自分がいます。
電車や待ち合わせの時間、お風呂の入浴時など、いつでも読んでいます。
私の場合は、こうして読書がなくてはならない趣味になっていきましたが、誰でもきっと一生取り組みたいような趣味に出会えます。
身近な活動の中で、なぜかやってしまうようなことを、とにかく徹底してやってみると、変化があるのです。
これからの読書を考える
読書と私について考えてきたところで、最後にこれからの読書についても少し考えたいと思います。
読書は、これまでも予想していなかった変化があったように、これからどんどん自分を変えていく生産的活動になることは間違いないと確信しています。
「読書なんて意味ないよ」、「本を読んで意識が変わったように思うだけだ」、「意識高い系」
と言った、読書に対する否定的意見がたくさんあることも確かですが、それは読書をあまり経験していない人の意見だと思っています。
確かに、なんでもかんでも鵜呑みにしてしまうことは間違いですが、人が生涯を通して経験したことをふんだんに盛り込んだ1冊から学べることは無限にあります。
そしてそれをどのように活かして、どのような結果を生み出していくのかも無限大。
読書には、人をより豊かにする効果があるのです。
また、話は少し変わりますが、「読書」そのものがこれからどんどん変化していくと考えられます。
どういうことかというと、今や電子書籍がはやり始め、本もネット通販で好きなときに好きなものが手に入るようになっています。
そうなると、一般の書店が売り上げを落としてしまうことになり、徐々に閉店に追い込まれてしまっているところもあるでしょう。
この先を考えてみると、町の小さな書店はどんどん縮小され、メガ書店のみが残っていく・・・ ということもあり得なくないのです。
近い将来、本はインターネットで購入するもの、になっているかもしれませんし、本は紙ではなく電子書籍、になっているかもしれません。
これから変わりゆく読書に対応して、生涯読書を楽しんでいきたいと思います。
終わりに
「自分と読書」についてあらためて考え、文章に書き起こすことで、
「あーやっぱり本を読むことが好きなんだ」
と思い返すことができました。
私の周りにも、少しずつ読書をしている人が増えてきています。
私の紹介で本を好きになってくれた人も、読書好き同士仲良くなった人もいますが、身近にそういう仲間がいることも、読書をさらに楽しむ秘訣です。
互いに本を紹介しあうだけで、何だか楽しいものですから。
身近に限らず、インターネットなども通じて、読書仲間をどんどん増やしていきたいと思っています。
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