年間100冊の本を読む読書術

 

 

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 こんにちは、てかてんです。

 

 私は読書を始めてから、徐々に本を読むスピードも向上していきました。

 最初は、1か月に3冊読めば十分頑張ったと思えるくらい、スローペースだったのですが、今では1か月に8冊から9冊程読んでいます。

 

 年間計算で、100冊読んでいることになります。

 

 

 当初の私では、

 

「年間100冊なんて絶対読めない」

 

「年間100冊読んでいるなんて言っているやつは嘘つきだ」

 

なんて思ってしまいそうなほどです。

 

 実際に、毎日本を読むために仕事を早く切り上げているとか、薄い本ばかり選んでいるとか、プライベートを犠牲にして読んでいるなんてことはありません。

 

 仕事で残業や休日出勤になることもよくありますし、飲み会やスポーツ、友人と遊んだり、旅行にいったりもしょっちゅうあります。

 

 それでも、コンスタントに年間100冊を数年間継続できています。

 

 

 年間100冊という数は、

 

「仕事をしている一般の人が、プライベートを犠牲にせずに無理なく読めるちょうど良い冊数」

 

だと、私は思っています。

 

 

 

 しかし、年間100冊の本を読むためには、ただなんとなく毎日本を読んでいるだけではなかなか達成できません。

 

 ちょっとした工夫が必要なのです。

 

 ほんとにちょっとした工夫と仕組みの積み重ねで習慣化し、100冊読めるようになります。

 

 今回は、「年間100冊の本を読む読書術」というテーマで、私がこれまで取り組んできた読書の仕組みと、実際にどうやって年間100冊の本を読んでいるのかまとめていきます。

 

 過去に一度まとめた記事を書きましたが、最新版ということで書いていきます。

 

 過去の記事はこちら。

 

 

 

tekaten.hatenablog.jp

 

 

 

 

 「年間100冊の本を読む読書術」のトピック。

 

 

① まずは目標設定

② 年間100冊だと、1日当たりの読書量は?

③ 1日当たりの読書量に必要な時間の確保

④ その他活用できる読書の仕組み

⑤ 終わりに

 

 

 

① まずは目標設定

 

 

 まず最初はなにより目標設定です。

 

 「1年間に100冊読む」と目標設定をしているかどうかで、本当に読めるか読めないかが決まります。

 

 例え、1年間に100冊読み切る読書力がある人であっても、「1年間に100冊読む」と決めていなければ、今何冊目で・・と数えていなかったり、1年間毎日読んだけれど「あれ?60冊だった」ということになったりします。

 

 ゴールを決めて、それに対して毎日取組む「量」を決め、進捗を逐一確認して「量を修正」することが大切です。

 

 

 この記事では「年間100冊読むために」ということなので、目標はもちろん「1年で100冊読む」ですね。

  

 みなさんに合わせた目標設定でもかまいませんので、もし100冊はきついという方は、「1年間で50冊読む」でもいいでしょう。

 

 ここで設定した目標を元に、②~をお読みいただくようにお願いします。

 

 

 

 

② 年間100冊だと、1日当たりの読書量は?

 

 

 では、「1年間に100冊」の本を読むためには、具体的に毎日どのくらい本を読めばいいのでしょうか?

 

 目標に対して1日当たりどれくらいの量をこなせばよいか?というのは、目標達成の分野で必ず使われているやり方です。

 

 ここが分かっていないと、毎日闇雲に行動していくことになります。

 

「今日はやる気があるから100ページ」

 

「今日は疲れているから5ページだけ」

 

 こんな具合だと、とても100冊読み切ることはできません。

 

 

 前置きはこの程度にしておいて、とりあえず計算していきます。

 

 

 まず、1年間に100冊読むためには、1か月あたり8~9冊読まなくてはなりません。

 

 100冊 ÷ 12か月 = 8.3333・・・冊

 

 ということは、1か月が4週間だと考えると、1週間当たり2~3冊読まなくてはいけませんね。

 

 約8冊 ÷ 4週間 = 約2冊

 

 では、週に2冊読むと考えると、1週間は7日なので、大体3日で1冊読む計算になります。

 

 7日 ÷ 約2冊 = 3.5日

 

 1冊の本は200~300ページくらいが平均だと仮定します。

 

 大体3日で1冊読むためには、1日当たり70~100ページ読めばOKだとわかりますね。

 

 200~300ページ ÷ 3日 = 66.6666~100 ページ

 

 つまり、

 

「1年間に100冊読むためには、1日当たり70ページ~100ページの読書を続けていけば達成できる」

 

 ということになってくるのですね。

 

 少し余裕を見た計算にしているので、実際は70~100ページ読み続けると100冊をこえていく計算です。

 

 3日で1冊読むことを平均ペースとすると、月曜日~土曜日で週2冊のノルマは達成できることになるので、日曜日は予備日として扱ってもいいでしょう。

 

 平日忙しかったり飲み会だったりで本が読めない日があれば、日曜日までで2冊読み切るように帳尻合わせをしていくイメージです。

 

 

 

③ 1日当たりの読書量に必要な時間の確保

 
 
  それでは、毎日70〜100ページ読むために、どうやって時間を生み出したらいいのでしょうか?
 
  まずは、あなたが1ページ読む時間がどれくらいかを計ってみてください。
 
  目安として、今から使う数字は「1ページ1分で読む」ということにしておきます。
 
 
  1ページを1分で読むということは、70〜100ページ読むためには、「70分〜100分」の時間が必要です。
 
  大体、1時間〜1時間半というところですね。
 
  これだけの時間が確保できれば、年間100冊の本を読み切れる計算です。
 
 
  1日のうちで、何もしなくてぼーっとしてしまう時間や、テレビをなんとなく見ている時間、興味のないCMを見ている時間、意味もなくスマホを扱っている時間、移動時間など、
 
探してみれば意外と「いままでちゃんと使えてなかった時間」があると思います。
 
  そういった時間を読書にあてていって、無理に睡眠時間や遊ぶ時間などを削らずに、1時間〜1時間半の時間を確保していきます。
 
  
  使える時間を以下にまとめていきますので、自分に合うものを選んで、合計1時間〜1時間半になればOKです。
 
  数字は私の場合を例にしたものなので、ご参考までに。
 
 
・  見たいわけでもないテレビを見ている時間 約2時間
 
・  CMの時間 約30分
 
・  何もしていなくてぼーっとしている時間 約30分
 
・  通勤電車の往復時間 約1時間
 
・  電車をホームで待っている時間 約30分
 
・  湯船に浸かっている時間 約30分
 
・  寝る前布団に入っている時間 約30分
 
・  誰かと待ち合わせしている時間 約30分
 
などなどですが、いかがでしょうか。
 
 こうしてみていくと、案外時間があるなーっと思っていただけると思います。
 
 これらの時間を自分の生活で考えてみて、確保できるものを選んでいきます。
 
 合計すると1時間よりももっとたくさんの時間が確保できる場合もあると思うので、臨機応変に活用してみてください。
 
 
 もちろん、この時間すべてを読書にあてよ!と言っている訳ではありません。
 
 自分の私生活の中には、案外「無駄にしている使える時間があるんだ」ということをわかることが大切。
 
 読書だけでなく、他のことにも無駄なく時間を活用できるのです。
 
 
 
 
 
 

④ その他活用できる読書の仕組み

 

 

 さて、ここまでのお話で、理論上は1年間に100冊の本が読めそうだと思っていただけたと思います。

 

 ここからは、本を読んでいく中での仕組みや効率化、読書をさらに楽しんではかどらせるための工夫をまとめていきます。

 

 どれも私が実際に行っている読書術で、今よりもっと読書を楽しむためのポイントにもなってくると思うので、ご参考までにお読みいただけると幸いです。

 

 

 

 

 

・ 本を数冊同時に読む「並行読み」

 

 まずは、本を1冊だけ読むのではなく、同時進行的に複数の本を読み進めていく「並行読み」についてご紹介します。

 

 このブログでも何度かお話ししている「並行読み」です。

 

 

 

tekaten.hatenablog.jp

 

 この並行読みの利点は、「飽きずに読書を楽しめる」ということです。

 

 本を読んでいて「あー飽きたな」と思うことがあります。

 

 これは、単純に「読書に飽きた」場合と、「その本を読むことに飽きた」場合とがあります。

 

 実は、「その本を読むことに飽きた」パターンに方が多いのです。(てかてんの経験談)

 

 そこで、ビジネス本に飽きたなら次は小説を読む。小説に飽きたなら次は雑誌を読む。

 

 そんな風に、読書で読書の気分転換をしていく読み方です。

 

 

 こうすれば、せっかく確保した1時間なのに30分で飽きちゃった。なんてときに、残りの30分をぼーっとすることなく他の読書にあてることだってできます。

 

 子どものころを思い出すと納得がいきます。

 

 一日中算数をする小学校はありませんよね。

 子どもの集中力を途切れさせないために、国語→算数→理科・・・というように、1時間ごとに科目を切り替えるのです。

 

 それを読書に応用したのが「並行読み」の読書術というわけです。

 

 お手元に2冊以上本があれば試すことができますので、一度やってみては?

 

 

 

・  著作の一気読み

 

 

 次におすすめするのが「著作の一気読み」です。

 

 これはその名の通り、同じ作家さんの本を一気に数冊読んでいくという読書法。

 

 自分の大好きな作家さんの本なら、飽きずに連続して読むこともでき、読書がはかどるという単純な仕組みです。

 

 

 作家さんは、本当に読者に伝えたいことを複数の著作に書いているものです。

 

 ですから、数冊同じ作家さんの本を読んでいくと、「あーこの人はこれを伝えたいんだな」と理解できてきます。これは大きな学びですよね。

 

 また、同じ内容を違う本で読むことで、その重要部分が自然と復習されていくので、頭に残りやすいこともポイント。

 

 

 私は2か月かけ20冊近い著作をもつ作家さんの本をすべて読んだことがあります。

 本当に、何度もでてくる言葉もあれば、年を重ねるごとに書き口がかわってきていることも気が付きました。

 

 なんだかそういう目線で行う読書も、おもしろいものです。

 

 

 

 

 

・  テーマ式読書法

 

 

 

 続いては、同じ作家さんの本を一気読みすると同じような感覚で、「同じジャンルの本を一気読みする」読書法です。

 

 例えば、「今から2か月間で勉強法をマスターして、これからの人生に生かすぞ」と決めたなら、勉強法に関する本を何冊も一気に読んでいくというやり方です。

 

 これも、読書に飽きてしまわないための工夫のひとつですが、連続して同じジャンルの本を読むとさらに別の効果も期待できます。

 

 

 

 1年間で勉強法の本を10冊、お金の本を10冊、ITの本を10冊、小説を70冊で、100冊の本を読んだ人が2人いたとします。

 

 

 Aさんは、勉強法10冊→お金10冊→IT10冊と連続で読み、その後小説を70冊読みました。

 

 Bさんは、勉強法1冊→お金1冊→IT1冊→小説10冊→勉強法1冊・・・と、連続でなくまばらに読みました。

 

 さて、このAさんとBさんは、どちらの方が勉強法に関して記憶に残っているでしょうか。

 

 ・・・答えはAさんである可能性が高いです。

 

 

 なぜかというと、1冊勉強法の本を読んで、次に違うジャンルの本を読むのと、勉強法の本を10冊連続で読んだのとでは、一定期間に詰め込んだ勉強法の知識量が全く異なるからです。

 

 あるまとまった期間に集中して学んだことは忘れにくいという脳科学の論文もあるので、理にかなっていると思います。

 

 もしたくさんの本を読むのなら、ある一定期間にテーマを決めて一気に読んでみてください。

 

 

 

 

⑤ 終わりに

 

 

 いかがだったでしょうか?

 

 これまでも読書法に関する記事はたくさん書かせてもらってきましたが、この記事にはそれらを振替っていっきにまとめてみました。

 

 私自身も、自分と読書を振り返るいい機会となりました。

 

 最初は何気なくはじめた読書でしたが、今では他の誰にも負けない!くらいの気持ちで、読書を人生かけてとりくむテーマに掲げています。

 

 そのためには、もっともっと「読書」について深めていかなければなりませんし、自分なりの読書論みたいなものもまとめたいと思っています。

 

 なにより、読書が楽しいからこそ、続けられているんですけれども。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. 最近読書好きに君 より:

    このブログに興味持ちました!できれば図書館活用術のようなものを期待します…。

  2. Tekaten より:

    てかてんです。
    コメントありがとうございました!
    読書が好きな様々な方と交流が持てると、うれしいですねb
    図書館活用術・・・ 考察してみます^_^

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