本を読み始めたばかりの頃、途中で挫折し、読むことを辞めてしまったことはありませんか?
読書に慣れていなかったり、心から読書が好きではなかったりする場合は、200~300ページ近くある活字をすべて読み切ることは難しいのかもしれません。
しかし、本というのは「どこに自分が求める内容が詰まっているのか、読んでみなければわからない」ものです。
それが本の面白さでもあるのですが、最初の10ページを読んだから、半分まで読んだからといって、その本に「出会うべき言葉があるかどうか」は判断できないのですね。
もしかすると、最後の1ページにあなたが求めていることを書いているかもしれません。
だとすると、せっかく出会って手に取った本を、途中でなげだすのは本当にもったいないと思います。
そこで今回は、「読書をはじめたばかりの人」に向けて、「本はぜひとも最後まで読み切ってほしい」というテーマでまとめていきます。
今回のトピックはこちら。
① 1日10ページずつでもなんとか読み切る
② 興味のないところは飛ばしてもいい
③ 時間を置くと、読む気が湧いてくる?
④ 終わりに
① 1日10ページずつでもなんとか読み切る
本は、読みたい気分のときとそうでない時があります。
どんなに本が好きな人でも、バイオリズムみたいなものがあるものです。
私も、毎日本を読んで楽しんでいますが、それでもどうしても気乗りしない日があります。
ですが人間は、習慣化していることでも数日さぼるとその習慣がなくなってしまうことがありますから、できる限り継続していきたいものです。
もちろん、毎日100ページ読む!とか、1日1冊読む!なんてことはしなくてもかまいません。
毎日10ページだっていいわけです。
どうしても気乗りしないときや、読んでいて「つまらないな」と思ったときなんかは、10ページ読んだら今日は読まない!とわりきってしまうことも大切です。
ちりも積もれば山となる、という言葉があるように、300ページの本だって、毎日10ページだけ読めば1か月で読み切れます。
10ページでしたら、10分程度で読めると思いますので、
・ テレビ番組を見ているときのCMの時間
・ 湯船につかっている時間
・ 通勤・通学の電車や待ち時間
・ お昼休み
・ 寝る前の10分
などなど、生活の中にいくらでもあふれているので、ぜひ頑張って10ページ読みましょう。
② 興味のないところは飛ばしてもいい
読書をするとき、
「本の内容はすべて読み切らなければならない」
なんて考えてしまっている人が多いようです。
私の読書仲間の中にも、本の文字をすべてしっかり読んで、考えながらじっくり読まないといけないと思っている人が結構いました。
もちろん、じっくりすべての文字を読んで、自分の頭でしっかり考えた方が身につくものも身に付きますが、それでは効率が悪かったりもしますよね。
自分が必要ない!と思ったところは、思い切って飛ばしてしまいましょう。
・ すでにしっている内容
・ 全然頭に入ってこない内容
・ おもしろくない内容
なんかは、すっ飛ばして、次の章から読んでいってもかまいません。
しっかり読もうとすることで読書がはかどらないときは、飛ばしてでもはかどらせると、1冊読むことが簡単になってきます。
③ 時間を置くと、読む気が湧いてくる?
どんな行動にも言えることですが、「ちょっと時間をおいてみる」と本を読む気が湧いてくることがあります。
疲れていたり、気分が乗らないときは、文字を読んでも全然頭にはいりませんし、時間がもったいありません。
ですから、そういうときは一旦休憩して、また後から本を読むと良いでしょう。
私は1冊飽きがきたら、かばんに忍ばせているもう一冊の本を読みます。
その際、ジャンルが全く異なるものだとよりはかどることがわかりました。
ビジネス本に飽きたら小説を読み、また小説に飽きたらパソコンやソフトウェアに関する本を読む、
そしてまた飽きたらビジネス本を・・・
という風に、ジャンル分けで頭を切り替えています。
数冊を並行して読むことで、頭を切り替えることができるため、時間を無駄にすることなく読書を楽しむことができます。
学校で、1日中算数をするのではなく、1時間国語、また1時間は図工・・・というように集中力を途切れないようにしているのと同じです。
並行読みについては別の記事にまとめているので、興味があればご参照ください。
④ 終わりに
本を読まない人、本を読み始めたばかりの人は、自分なりの読書スタイルが確立できていなかったりします。
いきなり難しい本を選んでしまったり、なかなか時間が確保できなかったりで、読書をやめてしまうことももったいないと思っています。
できれば、そういう人達にももっと簡単に読書を楽しんでもらいたい。
そんな風に思う今日この頃です。
「読書は難しいことじゃないし、むしろ簡単で、楽しく学べる趣味になる」
このブログを通して、そんなことをお伝えしていければいいなと思っています。
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