本をたくさん読む人はなんとなくわかると思うのですが、
「いつも同じような本を手に取ってしまう」
なんて瞬間がありませんか?
読書は、勉強のためだったり、趣味や楽しみのために行うものです。
だからこそ、本能的に自分の好みに合う本ばかり選んでしまうのですね。
もちろん、自分の興味のある分野、好きな分野をひたすら極めることも素晴らしい。他の人に差をつける、自分の専門分野を作ることも可能です。
しかし、せっかく読書という素敵な自己学習の趣味をお持ちなら、偏りを避けてたくさんの分野を学びたいものです。
そこで今回は、自分の読書にちょっとしたルールを作ることで、偏りがちな読書から抜け出すことをテーマにまとめていきたいと思います。
■ 好きな本を数冊読んだら、一冊は別のジャンルを挟む
まずは、好きな本を読むことをやめずに、間で別ジャンルの本を読むというやりかたです。
これならば、好きなジャンルの本を読みながら、少しではありますが偏りを避けることができます。
例えば、仕事で使えるノウハウを学ぶ本が好きだとしたら、ノウハウ本を3冊読んだら小説を1冊読んでみる。
料理に関する本が好きだとしたら、料理本を3冊読んだら健康に関する本を読む。
やり方は様々ですが、少し広げていくことができますよね。
料理本で味付けやメニューのレパートリーを増やしつつ、健康本で栄養や成分についても学んでいけば、料理の質もさらに向上します。
あながち、他のジャンルといいながらも、好きなジャンルに活かせる知識を得られるものなのです。
知識はいろいろなところでリンクして、化学反応を起こすこともありますから、ぜひ違ったジャンルにもチャレンジしましょう。
■ お気に入りの作家さんが勧めている本を読んでみる
本をたくさん読んでいるなら、きっとお気に入りの作家さんがいらっしゃるはずです。作家さんは総じて読書家ですから、著書の中やあとがきなどで本を紹介していることがよくあります。
お気に入りの作家さんが勧めている本なら・・・とまずは手に取って読んでみましょう。
新しいジャンルの本を読むには、ちょっとしたきっかけが必要なのです。本を読むことが好きなのであれば、内容が新しいジャンルであっても楽しんで読めます。
・・中には自分に合わない本があるのは確かですが。
お気に入りの作家さんの勧めや、友人のおすすめ、本屋大賞に選ばれた本、テレビ番組の読書ランキングで紹介されている本など、
誰かが勧めている本をちょっと読んでみる。
新しいジャンルにチャレンジするときに感じる「外れたらいやだな」という気持ちを乗り越えるために、誰かが勧めている本を読んでみるのもいいものです。
■ 初めてのジャンルなら、薄い本・絵が多い本・行間が広い本を
初めて読むジャンルの本には、きっと知らない単語や言い回しが多いはず。知らないことだらけだと、読む気が失せて挫折してしまうかもしれません。
これは私にも経験があるので気持ちがすごくわかります。
ということで、挫折することを未然に防止しましょう。
ポイントは、
・ 薄くてページ数の少ない本を選ぶ
・ 挿絵が多い本を選ぶ
・ 行間が広く、読み進めやすい本を選ぶ
この3つのポイントです。
薄い本ならあと少しで読み終わる!というゴールが見えることですらすら読めてしまいます。また、挿絵が多いと知らない分野でもイメージしやすいため、読書がはかどりますよね。極めつけに行間が広い本であれば、1ページ1ページがすぐに進んでいくので読書がはかどっている気分になれます。
私は、新しいジャンルだけに限らず、気晴らしに行う読書や、長時間の移動などで一気に読み切ってしまいたいときは上記のような本を買って読んでいます。
中途半端で気になってしまうくらいならば、一気にまとまった時間で本を読み切りたいと思うからですね。小説なんかだと、続きが気になりますから・・・
■ 終わりに
読書を続けていると、ついつい陥ってしまいがちな「偏った読書」。
実は、なかなか気が付いていないことが多いことも難点です。もちろん偏っていることが悪いわけではありませんが、最初にも述べたように「もったいない」と思ってしまうのです。
せっかくならば、ジャンルの幅を広げて新しい学びを得てみてもいいものです。
もしこの記事を読んで、1冊でも新しいジャンルの本を読んでみよう!と思っていただければ、これほどうれしいことはありません。
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