何度も読み返す「私のバイブル」を持っているか

 
 
  本を読むと、その時の自分の置かれている立場や知識、経験を元に本の内容を解釈します。
 
  中学生なら中学生なりの立場で、高校生なら少し広がってきた視野で、大学生なら研究や専門、就職活動を意識して、ビジネスマンなら仕事で使えるかどうかを考えて・・・様々でしょう。
 
  ということは、その人のステージに合った本でなければ、共感したり学んだりしにくいことになります。
 
  中学生が小難しいビジネス本を読んでもつまらないし、税理士の先生が税金の基礎知識を書いた本を読んでも学ぶことはないからです。
 
  本の面白いところは、読む人によって受け取り方が全く異なるというところだと思っています。
 
  例え同じ人が同じ本を読んでも、仕事を始めたばかりの時に読んだ場合と、数年間仕事をして成長してから読んだ場合でも本の内容は変わるのです。
 
  私も、学生の頃から何度も読んでいる本が数冊あります。どの本も、初めて読んだ時からバイブルとして多くの学びを得た本です。そして、時間を空けて何度も読み返すと、読むたびに新しい学びを与えてくれます。
 
  せっかく読書をしていくなら、何度も読み返し、その度にたくさんの新しい学びを得られる「私のバイブル」を見つけたいものですね。
 
 
  今回は、何度も読み返したくなるバイブルとなる本について、そしてその活用方法についてまとめてみます。
 
 
 
 
 
◼︎  バイブルに出会うと読書の本当の面白さが分かる
 
 
  「私のバイブル」となるような本に出会うと、まず最初に読書の本当の面白さが分かります。
 
  読書は、書いてあることをただ読むのではなく、読みながら自分の人生に当てはめていろいろなことを考えると思います。
 
  そうした中で、この本に書いてあることはすごいぞ!実際に試してみたい!自分もこんな人間になりたい!
 
そんな風に強く刺激を受ける一冊に出会ったとき、読書って本当に面白いなと思えるようになりました。
 
  何冊読んでもこれだ!と思えるほどの本が見つからないと、なかなか読書がはかどりません。それでも、たくさん読み続ければ素敵な本に出会えるとわかるだけでも、価値があると思います。
 
  前述したように、本は後になって読み返すと面白さが変わるものです。
 
  仕事で壁にぶつかったことのないときに読んだ本を、仕事でもうどうしようもなくなってから読んでみると解決につながることもあります。
 
  本の内容だけが全てに思える読書ですが、自分の成長に合わせて受け取り方や感じ方が変わるのも、面白さだと思います。
 
 
  
 
◼︎  バイブルの内容が、人生の道標になる
 
 
  そうした素敵な本に出会い、何度も読み返すようになると、さらに面白いことが起こりました。
 
  それは、「私のバイブル」が人生の道標になってきたことです。
 
 
  「私のバイブル」としては、熊谷さんが書いた「20代で始める夢設計図」という本なのですが、その中で書かれている「手帳に夢を書き出した、毎日進捗を確認する」というのが道標になっています。
 
  定期的に夢を考え直して手帳に修正をかけ、行き詰まったときは「20代で始める夢設計図」を読み直しています。
 
  詳しくは、下記の記事にもまとめていますので、よろしければご一読ください。
 
 
◼︎  落ち込んだり凹んだりしたときに、元気をもらえる
 
 
  最後は、「私のバイブル」が自分に元気を与えてくれる味方になるということです。
 
  本はどれも著者との対話だと思います。
 
  その中で、この著者すごい!と感じるならば、その時点で著者が「先生」や「師匠」のような存在になっているのです。
 
  人生で困ったり躓いたりしたときには、本を通じて先生や師匠と対話し、教えをもらうことができます。
 
  私は困ったり躓いたりしたときに読む本を決めています。
 
  中谷彰宏さん、千田拓哉さんの本です。
 
  お二人は著作数が非常に多く、一つの本で一つのテーマについてわかりやすく解説しています。なにより、簡単な言葉で面白おかしくリアルに書かれているので、すらすら読んでいけます。
 
  中谷さんに至っては、約1000冊ほどの著作があることにも驚きで、きっとその時に悩んでいるテーマに関する本があるはずです。
 
  元気を取り戻す時はこの本!と決めていれば、息抜きやストレス解消に役立つのです。
 
  もちろん、前述した「20代で始める夢設計図」にも助けられています。
 
 
◼︎  終わりに
 
  私は読書を初めて5年半くらいになります。たくさん読んでる人に比べればまだまだですが、年に100冊を基準に様々な本と出会ってきました。
 
  中には全然頭に入ってこない本、まだ未熟で心に響かない本、内容が難しくて途中で投げ出した本など、すべてが素晴らしい出会いだった訳ではありません。
 
  しかし、そういった本も、いつか自分が成長したタイミングで読むと、また違った響きがあるかもしれません。
 
  これからもっとたくさんの素晴らしい本に出会うために、読書を楽しんでいきたいと思います。
 
 
 
  
 

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