読書で学んだ、「継続すること」の重要性について考えてみた

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 私は、これまで5年間以上読書を続けてきました。
 
 飲み会があっても、体調が悪くても、必ず毎日少しだけでも本を読み続けてきました。
 
 たった5ページしか読まない日もあれば、1冊分(200~300ページ)を読み切る日もありましたが、どんな時でも必ず本を開いて文字を追い続けています。
 
 こうした読書の継続が身を結んで、毎年100冊を超える本と出会い、その中から非常にたくさんのことを学ぶ生活を手に入れることができています。
 
 今となっては、読書はかけがえのない趣味に変化しています。
 
 
 
 5年間以上というと、中学時代から続けてきたスポーツ以外には他にないのでは?というくらい、なかなか数年に渡って継続するということは難しいものです。
 
 1日だけ10時間勉強したとしても、今日だけ残業を5時間したとしても、コツコツ継続して行っている人に比べると、本当に微々たるものになってしまいます。
 
 それだけ、「継続すること」というのは、尊く素晴らしいということですね。
 
 
 
 そんな「読書の継続体験」から学んだ、「継続することの重要性」について、今回は考えていきたいと思います。
 
 「継続することの重要性」なんて、どんな本にも書いてあるし、学校の先生からだって言われてきたことだと思われるかもしれません。
 
 それでも、経験したからこそわかった「継続することの重要性」と、人から教えられる「継続することの重要性」というのはまったく違うものだと感じています。
 
 「知っている」ことと「経験している」ことはまったく違いますので、今一度まとめておこうと思います。
 
 
 
 
 
 

■ 「継続する」ことで、どんな行動も「習慣化」できる

 
 
 
 私は、「継続する」ことで、どんな行動でも必ず「習慣化」することができると考えています。
 
 例えば、当たり前過ぎて習慣になっているということすら考えたこともないかもしれませんが、毎日お風呂に入ったり、歯磨きをしたりすることも、行動を継続したことによる習慣化の一例です。
 
 身体や口の中が汚くなるから、お風呂に入ることも歯磨きをすることも当たり前だと思われるかもしれません。
 
 しかし、お風呂や歯磨きの習慣が無い国だってあるわけですから、もはや当たり前ではないのです。
 
 
 このように、子供の頃から当たり前のように継続してきた行動というのは、知らないうちに習慣化されていることがわかります。
 
 お風呂や歯磨きだけではなく、どんな行動でも継続していくうちに習慣化していくことができるのです。
 
 
 
 私は、前述したように読書を5年間以上継続してきました。
 
 読書を始めた当初は、「勉強するため」とか「頭がよくなるために」とか、「成功者は例外なく本を読んでいる」といった「結果」ばかりをイメージして本を読んでいました。
 
 もちろん、それまで読書をする習慣はありませんでしたから、正直に言うと本を読むことが辛かったです。
 
 無理やり読書をするための時間を作り出し、なかなか捗らない読書を文字通り「頑張って」続けていたような感じです。
 
 難しい言葉や知らない言葉だらけの本を読んでも楽しくありませんし、そもそも活字を読むことにも慣れていませんでしたから、1冊の本を読むのにかなり時間がかかっていました。
 
 今では3日に1冊の本を読んでいますが、当初は1月に2冊が限界、といった状態だったことを思い出します。
 
 
 
 これが、5年間以上の期間、毎日読書を継続していくことで、驚くほどの変化がありました。
 
 最初は苦手だった活字を読むことも、今では毎日本を読まないと気が済まないような状態になっていますし、幅広いジャンルの本を読んできたので知っていることが山の様に増えました。
 
 知っていることが増えれば、本の中にでてくる言葉の意味もよりよく理解できるため、本を読みながら自分の考えも持つ余裕が生まれ、読書に深みがでてきています。
 
 本を読み続けてきたことで、考える力や読み取る力も身についてきている実感があります。
 
 
 こうして振り返ると、本当にためになっているなという感じがしていますが、何より素晴らしいのは「読書を習慣化」することができているということです。
 
 
 
 
 読書という「行動」を継続していくことによって、その読書が「習慣」になる。
 
 
 
 
 最初は苦手で無理までして行っていた行動でさえも、継続によって習慣にできることが実体験として分かったのです。
 
 
 
 習慣になるとしめたもので、読書をしないと気持ち悪かったり、読書をしたいという欲求が生まれたりしますから、自然と読書をしているような状態になります。
 
 無意識に、自動的に行動が発生しているような感覚なので、勉強や読書など一生続ける価値のある行動は、早いうちに習慣化できると良いのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 

■ 「継続した」ことで、どんな行動も「レベルアップ」できる

 
 
 
 どんな行動でも、継続することで習慣化することができるということをお話したところで、続いては「継続したからこそ身につく、その行動の上位レベル」についてお話します。
 
 
 スポーツを続けてきた人なんかはイメージしやすいと思いますが、どんなにそのスポーツに関して知識があっても、経験者にしかわからない感覚や技術はあるものですよね。
 
  いわゆる、「スポーツあるある」のようなものをリアルに語れるのも、経験者だけです。
 
 
  読書でも同様に、たくさんの本を読んでいくと、こういう言い回しはわかりやすいとか、このジャンルではこの法則があったなとか、この出版社は行間が広いなとか、様々なことがわかってきます。
 
  もちろん、知識が増えていくことで、より本の内容をスムーズに理解できることができ、楽しみ方が変わってくるのもひとつの技術だと考えています。
 
  小説はじっくり想像しながら読み、ビジネス本はスピードを上げて知識を手に入れていくように読むといった、その人なりの読み方が見つかるのも成長です。
 
 
  必要なのは、圧倒的な量をこなすことと、とにかく毎日少しずつでも続けることです。
 
  どちらも両立できるのが理想的ですが、まずか毎日少しずつでも続けることからスタートし、そこから試行錯誤を重ねて圧倒的な量をこなせるようになるのが良いでしょう。
 
 
  読書に関して言えば、じっくり味わってゆっくり本を読むよりも、スピードを上げてとにかくたくさんの本を読むことの方が大切だと考えています。
 
  お気に入りの小説やビジネス本などは、一度スピードを上げて読んだ後に、じっくり読み返せば良いので、どんな本もまず最初はスピードを上げて読んでみることをおすすめします。
 
  ゆっくり読んでいるせいで、他の本が読めないよりは、飛ばし飛ばしでもたくさんの本を読んだ方が効果が出る可能性が高いということですね。
 
 
 
 

■ 「継続し続ける」ことで、人生を変える「趣味」が手に入る

 
 
 
 
  最後に、継続が人生に与える影響について考えていきます。
 
  人生に与える影響というと、かなり大袈裟にも感じられますが、言い過ぎではないと思っているのでまとめることにしました。
 
  
  誰しも趣味を持っているものだと思いますが、その趣味というのは継続から生まれてきています。
 
  何かを継続していく中で、その楽しみに気づき、更に上のレベルに上がっていくうちに趣味に変わっていきます。
 
  行動が習慣になり、習慣がさらに趣味へと変わっていく感じでイメージしていただけるとわかりやすいでしょう。
 
  本を読んでみるという行動が徐々に習慣になり、習慣になるといろんなジャンルの本を読んでみたり、知識が増えてより楽しめるようになったりします。
 
  そうして更に読書の楽しみにはまっていくうちに、気がつくと趣味となり、人生をより楽しく充実したものへ変えてくれるようになっていきます。
 
 
  
 
 

■ 終わりに

 
 
 
  今回は読書を題材にして、継続することの素晴らしさについてお話しさせていただきました。
 
  読書に限らず、どんなことでも継続していけば、必ず人生を好転させてくれます。
 
  継続することで習慣になり、習慣になることで楽しみに気がつき、最終的には人生を変えるほどの趣味に変わっていくことはすでにお話ししました。
 
  いま楽しんでいることでも構いませんし、新しいことをスタートしても構いません。まずは何かを毎日続けてみて、人生かけて取り組める趣味を見つけてみてはいかがでしょうか。
 
  きっと、毎日が少しずつ変わってくるはずです。
 
 

 

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