【 年間120冊読書計画 50冊目】
「読書は「アウトプット」が99%」
藤井 孝一 著作 読了。
読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方 (知的生きかた文庫)
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たくさんの本を読んでいく上で、「自分よりももっと本を読んでいる人は、何を考えているんだろう?」と思い、大量の本を読みながら書評も書かれている著者が書いた『読書は「アウトプット」が99%』を読んでみました。
私も年間100冊を超える本を読む習慣を身に着けてからは、本を読むことが楽しくて、それこそ趣味のひとつとして人生になくてはならないモノにまでなっています。
現状では、仕事やプライベート、新しいことの勉強なども充実させようと考えると、年間100冊程度の読書量こそ、無理なく継続できる量だと思っているのですが、驚くべきことに年間365冊の本を読んでいる人も世の中にはいるのです。
「年間100冊でもかなり読書の時間を作っているのに、365冊読んでいる人は、いったいどんな読書法でどれだけの時間を読書に充てているのだろう?」
と、驚くばかりです。
しかし振り返ってみると、私も最初は月に1~3冊程度が限界で、それ以上本を読むにはどうしたらいいのだろう?と考えていたことを思い出しました。
当初の私からすれば、今の私の読書量も驚くべき数値なのですね。
結果としては、毎日こつこつ本を読んでいくことで、本の読み方や時間の作り方、読書のスピードアップなどが積み重ねられ、今の読書量となっています。
継続によってたくさんの読書を経験したからこそ、今の自分があるのです。
この経験から、「大量の本を読みながらも、いろいろな活動を推進している人の読書法や習慣を学べば、今よりもっと本を読むことができるのでは?」と考え始め、藤井さんの本を手に取りました。
■ 読書に関する情報を見てみよう
「読書はアウトプットが99%」の中から、現代の読書事情や本の出版に関する情報を抜粋して引用してみます。
自分が読書を習慣にしているといっても、意外と読書に対する世間の情報や、他人の読書習慣など、知らないことがたくさんあります。
本を読むことを楽しむ上で、「読書に関する情報」を知るということも、新しい読書の楽しみにもつながるように感じます。
せっかくの趣味ですから、より深く味わえるような知識も身に着けていきたいですね。
『』でまとめられた部分は引用部分、それに続いて私なりの考察を加えながら書いていきます。
■■
『どの調査結果を見ても、おおよそ5~6割の人が1か月に1冊以上読んでいるという結果になっています。
ただ、読書習慣がある人でも、ひと月に7冊以上読んでいる人になると、3%台にまで低下します。(文科省、国語に関する世論調査) 』
1か月に1冊でも本を読んでいる人が過半数なのにはやや驚きますね。
自分の中で読書がなくてはならない習慣になってからというもの、周囲に本を読む人はいないのか?と探すようにはなりました。
しかし、気にしてみていても、なかなか読書習慣のある知人や友人を探すことが難しい。
電車に乗ってみれば、8割の人はスマートフォンで遊んでおり、残りの2割に新聞を読む人や本を読む人がいる程度でしょうか。
毎日読書をするとまではいかなくとも、1か月に1冊でも本を読んでいる人が5~6割もいるのなら、読書友達を作ることも、案外難しくないのかもしれませんね。
続いて、ひと月に7冊以上読んでいる人はたったの3%という情報。
毎日読書をして、たくさんの本を読んでいるような知人はなかなか見つからないものでしたが、
『毎年8万冊という膨大な量の本が出版されているので、存在すら知らないで消えていく本は無数にある。 』
どれだけ本を読む人でも、年間8万冊の存在すべてを知ることは出来ません。
やっぱり本は出会いのようなものがありますね。
毎日1冊の本を読んでいるとしても、年間8万冊には到底およびませんから、人生の中で出会わない本のほうが多いのです。
人と人との出会いの様に、すれ違ったまま一生出会わない本もあれば、何度も何度も手に取って読み返す本もあります。
タイトルは知っているけれど、読むことが無かった本の中にも、運命の一冊があるかもしれません。
だからこそ、たくさんの本を読めた方が、読書は深まっていくのです。
また、毎年8万冊という数字は、
80000 ÷ 365日 = 219.17・・・
となるので、1日当たり220冊もの本が出版されていることになります。
これだけたくさんの本が日々出版されているのですから、少しでも早く、そしてたくさんの本を読めた方が、人生をかけてたくさんの本に出会うことができるようになります。
読書が好きな人にとっては、人生かけてどれだけの本に出会えるかは重要な部分になってきますから、日々220冊もの本が出版されていることは、知っていて損はないのかもしれませんね。
■■
■ 読書はアウトプットが99%ということで、知人に知らせるアウトプットを!
「読書はアウトプットが99%」では、本を読んだらその内容を活用しましょう、ということが書かれています。
どんな素晴らしいことを学んでも、それを実践して自分の能力にしなければ、意味はないということです。
本を読んで知識を得たつもりになっていても、その知識をアウトプットして活用しなければ、ただ知っているだけでなんの効果も得られませんから。
ということで、読書をアウトプットする簡単な方法として「知人に読書で得た知識を伝えてみる」という行動をとってみましょう。
どんなに些細なことでもかまいません。
まずは、本を読んだ中で学んだことや面白かったことを、自分の言葉でまとめて人に伝える事が大切です。
自分の言葉でまとめている中で、本の内容を復習したり、1冊の本を要約したりする力も身につきますし、知人に伝えることで楽しみをシェアすることもできます。
人に何かを伝えようとすると、頭の中で良く整理できていることが大切となってきますから、自然と内容が頭に入ってくるようになるのです。
勉強を知人に教えることと、同じですね。
「読書をアウトプットする」というと、何か難しいことをしなければならないように感じますが、大したことはありません。
ただ単に、面白かったことや新しく学んだこと、「おぉー!」って関心したことなんかを知人に伝えるだけで良いのですから。
本を1冊読んだら、その都度情報をまとめてみて、身近な誰かに伝えることで「アウトプット」してみましょう。
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読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方 (知的生きかた文庫)
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