私は、どんなに忙しい毎日の中でも、必ず勉強する時間を確保するようにしています。
勉強は、積み重ねていくことで必ず成果が現れるものであるし、これから生きていく中で、「成長、結果、幸せ」に結びつくと信じているからです。
幼い頃からのこれまでの経験でも、勉強によって成長し、何らかの結果を出して、結果を出す前よりも幸せになる経験を積んできました。
例えば、
読書という手段で勉強をしてきたからこそ、文章力や知識の習得という成長があり、ブログを書かせてもらうというアウトプットから、読者に読んでいただく嬉しさという幸せにつながっています。
勉強する方法を学んできたからこそ、恋人の専門分野について学ぶことができるようになったため、恋人の仕事の話や考え方を少しは理解できるようになるという幸せも実感しています。
他にも挙げるときりがありませんが、勉強では必ず何らかの形で結果がでてきてくれます。
それでも、継続することが難しいので、多くの人はこつこつ努力して勉強することを選びません。
そこで今回は、「気合いと根性」とかではなくて、どこに注意すれば勉強を継続していくことができるのか?というテーマで、てかてんの考える3つのポイントについて考察していきます。
■ 勉強を続けていく為に気を付けている3つのこと
まずは「勉強を続けていく為に気を付けている3つのこと」について箇条書きし、一つひとつについて簡単に触れておきます。
後に詳しい考察を書きますので、興味のあったところからお読みいただければと思います。
1. 勉強に対する「マインド」を常に高く維持する(勉強に対する心構え)
2. 勉強の「パターン」を作ってしまう(勉強のやり方を統一する)
3. 1年間の目標を決めておき、日々の勉強量を大まかに決める(勉強のメリハリをつける)
この3つのポイントを考えていきます。
勉強というものは、前述した通り、なかなか続けていくことができません。
そのもっとも大きな原因が「勉強に対するマインド不足」だと思っています。
「マインド」なんてかっこつけちゃっていますが、要するにどういう気持ちで、心構えで勉強をするのかを常に意識していなければ、モチベーションを保つことが難しいということになります。
○○になりたいから勉強をする
勉強すれば○○という結果が得られるから、勉強しよう
逆に勉強しなかったから、○○さんみたいになっちゃう
といったもので構いません。
とにかく、勉強するのはなぜなのか?
できる限りはっきりした理由で、自分にとって強烈なイメージを持ったもののほうが、効果があります。
てかてんの「勉強に対するマインドセット」については、後に詳しく考察します。
また、勉強というのは人それぞれやり方が微妙に違って、捗り方も変わってきます。
書き写して暗記するタイプもいれば、ひたすら読み込んで暗記するタイプもいるでしょう。
こういった勉強の「パターン」というものを掴んで、自分に合った勉強法を構築するのが2つ目のポイントです。
勉強は、自分に合った方法で、出来る限り毎日継続できる方法にするべきです。
あまり勉強の習慣がない人に、いきなり「勉強しよう!」といっても、3日坊主で終わってしまっては意味がありませんよね。
ですから、最初の段階で「勉強のパターン」となるものを作ってしまうことをおすすめします。
こちらについても、てかてんの勉強パターンを参考に、後ほど考察を加えます。
最後に、「1年間の目標を決めておき、日々の勉強量を大まかに決める」ということで、勉強のメリハリをつけていく方法を考えます。
どれだけ勉強に対するマインドを高めてやる気を出し、勉強パターンを作って勉強できる体制を整えても、「自分がいつまでにどうなりたいのか」を決めておかなければ、毎日どれくらいの勉強をしていけばいいのかわかりませんよね。
1年間の目標を決めることは、いわば「道しるべ」のようなものです。
その通りにならなくても構いません。
常にゴールを意識しながら取り組むことが重要なのです。
大きなくくりとして1年間という区切り方をしていますが、1か月であっても問題ありません。
必要なのは、ある一定の期間の内にどうなりたいかを決めて、それに対して今から何をどれだけ勉強していけばいいのかを考える基準を作ることなのですから。
さて、以上3つが今回考察していく「勉強を続けていく為の気を付けている3つのこと」になります。
興味があったものからで構いませんので、続きで詳しく考察する部分をご参照ください。
■ 勉強に対する「マインド」を常に高く維持する(勉強に対する心構え)
勉強に対する「マインド」を高く持つために、一般的な社会人がどれくらい勉強をしているのか考察するところから始めてみます。
勉強というのは、生涯かけてやり続けるものだと私は考えています。
勉強するのは学生だけ、なんて古い考え方では、この不況の時代を生き抜くことは難しい。
むしろ、小学生から高校生までの12年間よりも、働き始めてから定年退職までの40~50年弱のほうが圧倒的に時間は長いのですから、働き始めてからも一生かけて勉強し続けていくことが必要だと思っているのです。
しかしながら、学生を終えて就職してからも継続的に勉強を続けているというのは、非常に少数派だという調べもあります。
例えば、
「日本のビジネスパーソンは、平日に勉強する時間は平均10分だというデータがある。」
「どの調査結果を見ても、おおよそ5~6割の人が1か月に1冊以上読んでいるという結果になっています。ただ、読書習慣がある人でも、ひと月に7冊以上読んでいる人になると、3%台にまで低下します。(文科省、国語に関する世論調査)」
(読書はアウトプットが99% 藤井 孝一 著 より引用しています。)
読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方 (知的生きかた文庫)
posted with amazlet at 15.06.29
このデータからも、継続して勉強を行っている人のほうが少ないことがうかがえます。
日本のビジネスパーソンの1日当たりの平均勉強時間が10分だというデータは、あくまで平均値ですから、勉強していない人も含まれます。
ある6名のうち、1名だけ毎日1時間、残りの5名はまったく勉強していないとすると、
1時間 + 0時間 + 0時間 + 0時間 + 0時間 + 0時間 = 1時間
1時間 ÷ 6名 = 平均10分
という計算になるので、 1日に1時間勉強する人がいれば、その代わりに5人はまったく勉強していない人がいるということになります。
言い換えると、1日に2時間勉強する人がいれば、その代わりに11人はまったく勉強していない人がいるということになります。
考えてみると、勉強する人とまったくしない人にわかれるように思いますし、勉強する人は30分以上~数時間まで、まとまった勉強時間を確保する傾向にあります。
毎日勉強するけれど、10分だけ、という人のほうが少ないでしょうから。
つまり、勉強する人は少数派で、勉強しない人のほうが大多数を占めているからこそ、ビジネスマンの平均学習時間っが10分という数字になるのではないでしょうか。
さて、なぜこんなことを考察しているのかというと、
「平均的の勉強していない人が多い(平均学習時間が10分)ということは、勉強するだけで一歩前にでるチャンスがある」
というマインドを構築する為です。
毎日10分以上勉強するだけで、平均値を越えることができるわけですから、毎日30分とか1時間とかを目標に勉強すれば、その他大勢の人達から一歩前にでることができるのです。
・ 職場で同僚よりも一歩前にでたい!
・ 通常よりもより楽しめる人生を歩むための知識と経験が欲しい!
・ 単純に、物知りになりたい!
・ 難度が高いとされる資格を取って、開業したい!
こんな感じでもいいでしょう。
こうした目標もすべて、平均値を越えて勉強することでモチベーションを維持していくことができますし、毎日続けていくための心の準備ともなりえます。
その他大勢の人に勝っている!というと言い方がちょっと悪いですが、確実に一歩ずつ先に進めている!という感覚を持って勉強をすると、効果の見えにくい勉強も進歩のあるものに感じられるようになります。
■ 勉強の「パターン」を作ってしまう(勉強のやり方を統一する)
2つ目は、勉強の「パターン」を作ってしまって、あなたの勉強のやり方を統一していくということです。
人間は、落とし込んでみていくと「習慣の生き物」です。
意識して呼吸をしている人や、歩く時に足の動かし方を意識している人はいないでしょう。
こういった生活の中で常に行っている動作については、「習慣化」してしまっていて、無意識の内に同じ動きが再現できるレベルにまで達しています。
ここまでいかなくとも、無意識にやってしまうことと言えば、腕を組むクセ、話を聞く時に「うんうん」と首を縦に振り続けてしまうクセ、考え事をするときについ斜め上を見てしまうクセなどもそうですね。
考えてやっていることではなくて、無意識にやってしまっているという点では、すでに習慣として成り立っています。
少し意識に近いところの習慣で言うと、歯磨きをすること、お風呂に入ること、挨拶をすることなんかが挙げられます。
先ほどの体の動きやクセほど無意識にできるレベルのものではありませんが、毎日当たり前にやっている「習慣」というレベルです。
これらも、「よし、歯を磨こう!」とか、「挨拶しよう!」というように、意識してから行動するときもあれば、無意識に朝の準備で歯ブラシを手にしたり、人とすれ違う時に無意識な挨拶ができたりというパターンもあります。
意識と無意識の境目にある習慣だと言えますね。
勉強も、この「意識と無意識の境目」にある習慣と同じレベルにまで引き上げておくことで、やる気やモチベーションにそこまで大きく左右されることなく取り組むことができるようになります。
てかてんが実践している勉強パターンは、以下に、
・ 1日約80ページ(3日に1冊、年間120冊)の読書を行う
・ できる限り期間を空けずに資格試験にチャレンジする(参考書1冊、過去問1冊)
・ あるジャンルについて一定期間に詰め込んで学ぶ(読書、資格試験、ニュースなどを用いて)
この読書と資格試験の学習を使って、毎日同じ程度の量の勉強を続けています。
読書は、自己啓発本や実用書などの学習物と気分転換の小説を含めて約80ページ(1時間半程度)。
資格試験の学習は、過去問の繰り返し学習をしながらわからないところを参考書で調べる学習(1時間程度)。
これだけで、毎日2時間半のまとまった時間が必要になりますが、あくまで目安ということで、出来ない日だってあってもいいと思っています。
しかし、そこで曖昧にしてしまわないように、1年間で読書は120冊、資格はあれとこれとこれを取る!と、3つ目のポイントである「1年間の目標設定」にて決めているので、出来ない日があっても1年間をかけて調整できるようにしています。
また、今気になっているジャンルについては、関連書を数冊連続で読みながら、ニュースやブログも駆使して学びます。
できれば、関連する資格試験を受けるのも併用したいところです。
これを短期間に詰め込んでやれば、一般レベルよりもちょっと専門家になることができます。
自分が詳しい分野ができると、勉強のモチベーションになりますし、知識の幅も広がります。
文字通り、成長を実感することができるのです。
このように、自分なりの勉強のやり方を作り上げることで、「何からやればいいんだろう?」と悩む時間も無くなりますし、「習慣」に近いレベルで勉強に取り組むことが可能になります。
■ 1年間の目標を決めておき、日々の勉強量を大まかに決める(勉強のメリハリをつける)
最後のポイントが、「1年間の勉強目標を決めておき、そこから1日当たりの大まかな勉強量を決める」ということです。
ただなんとなく勉強をするだけでは、目標達成に時間がかかったり、そもそも目標を達成できなかったりしてしまいます。
それは、「道しるべ」となる目標が設定されていないため、日々どれだけ勉強すれば目標達成に繋がるのかがイメージできないのです。
てかてんの例としては、
・ 年間120冊の本を読む
→ 3日当たり1冊読めば365日で120冊になる。つまり、1日約80ページ読めば(平均して240ページだと仮定)良い。
→ FP3級は5月に取得済み。計画では3~5月の3カ月間で学習。
FP2級は9月に試験予定。6~9月で4カ月の学習。
世界遺産検定1級は12月に試験予定。9~12月で4カ月の学習。
社会保険労務士は来年度受験予定。12月~学習予定。
という大まかな目標を1年間の目標としました。
これによって、本は毎日80ページ程度読む必要があり、資格試験学習は間をあけずに勉強する設定を組むことで、日々学習することができます。
資格試験の場合は、2週間で第1章を、次の2週間で第2章を、最後の1か月で過去問を4週する・・・など、細かく設定することで、日々の勉強量まで落とし込んでいます。
この目標を設定せずに1年間を過ごした場合、空いた時間で読書や勉強をする「なまけ者スタイル」で勉強に取り組んでしまうことが予想されます。
1年間で読めるだけ本を読む、なんて目標にしていては、おそらく100冊も読めないと思います。
資格試験も同様に、そのときの気分で受験していては、目標に設定している3つの資格のうち、良く取れて1~2つ程度でしょう。
人間は本質的になまけ者だと私は思っていますので、なんらかの形で目標を設定して、それに向かって日々の取り組み方を決めていかなければ、なかなか目標を達成することは難しいでしょう。
事細かに決める必要はありませんが、目標を設定する事で、どんな効果が得られるのかは、実際に試していただくとわかってもらえると思います。
今回ご紹介した3つのポイントは、勉強方法でもなく、勉強効率を高めるノウハウでもありません。
どちらかと言えば、気持ちをコントロールするための考え方に近いのではないでしょうか。
しかし、勉強にはこうした「土台」が必要不可欠で、小手先のテクニックだけではだめなのです。
忙しいけれど、勉強を志している人にとって、少しでも参考になっていれば幸いです。
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