3分で気持ちの整理ができた

 

 

【 年間120冊読書計画 28冊目】
 

「3分で気持ちの整理ができた」
 
 
 中谷 彰宏 著 読了。
 
 

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 気持ちの整理というのは、意外に大事なスキルの一つだと思っています。一度悩み始めたり、落ち込み始めたりすると、それが連鎖的に繰り返されて、さらに落ち込んでいく・・・という「負のスパイラル」に陥ってしまうからです。
 
 上司に叱られて落ち込んでしまった場合、
 
 
「さっきミスしてしまったことを怒っているんだろうな」
 
「それとも、この間と同じミスだから怒っているんだろうか」
 
「いや、そもそもミスをしたのにすぐ報告しなかったから怒っているんだろう」
 
「許してもらいたいけど、もう一度謝るのもおかしいよな」
 
「何日か時間が経てば、上司も忘れてくれるだろうか」
 
「また、明日の朝から仏頂面だとやりにくいな」
 
 
といった具合に、ただ叱られただけの状態に比べると、より具体的に上司の気持ちや怒っている理由を考えてしまい、あらぬことまで想像をめぐらせてしまうのが「負のスパイラル」の悪いところです。明日以降の上司の気持ちなんて、わかるはずがないのに考えてしまいます。今日自宅に帰った上司にいいことがあれば、明日は機嫌がいいかもしれません。はたまた、上司がお嫁さんと喧嘩をしていて、虫の居所が悪かったから叱られたのかもしれません。こういう外的要因は、考えても考えても正しい答えはでないのに、ついつい脳は考えてしまうのですから困ったものです。
 
 ということで今回は、いつまでもクヨクヨ悩んでしまわないために、読んでみた、中谷彰宏さんの「3分で気持ちの整理ができた」からいくつか引用してみたいと思います。
 
 
 
◼︎◼︎
 
 
嫌なことや辛いことを経験すると、人間は何度もそのことを頭の中で考えてしまいます。
 
繰り返し考えていくうちに、どんどん落ち込んでいってしまうのです。
 
すぐに気持ちが切り替えられると良いのですが、なかなか切り替えられない人もいます。
 
では、どうするのか。
 
 
悩んでいることとは全く違う他の話をしていると、嫌なことは忘れます。
 
反対にそのことばかりを考えてしまうと嫌な気持ちを長く引きずってしまいます。
 
この長く引きずっている時間がもったいない。
 
 
 
スピードを出して取り組んでいると落ち込むことはありません。
 
立ち止まったりゆっくりしているときに限って、落ち込んでいくのです。
 
のんびり考えるスキマを与えずに、スピーディな行動をとると良いでしょう。
 
 
◼︎◼︎
 
(「3分で気持ちの整理ができた」より一部引用、一部てかてんの言葉で書き直しております。)
 
 
 
中谷彰宏さんも、「3分で気持ちの整理ができた」の中で、
 
 
「悩んでいることを繰り返し考え直すから、さらに落ち込んでしまうのだ」
 
と話されています。前述したように、悩んでいることをさらに繰り返し考えてしまうと、本来の悩みがどんどん膨らんできて、あらぬことまで想像してしまいます。全然関係のないことまで考えてしまった挙句、もっと落ち込んでしまうのだとしたら、それこそ本当に無駄な時間だと思います。
 
 気持ちの整理をするためには、「その悩みの大本について、まずは考えない」ということが大切だということですが、考えずに済むならみなさんも苦労はないでしょう。「3分で気持ちの整理ができた」の中で、考えないためには、
 
 
「そのことを考えないで済むくらい、スピーディに他の事に取り組む」
 
 
と書かれています。確かに、のんびりぼーっとする時間があると、さらに悩みを加速してしまいます。その悩み事について考える余裕があると、ついつい悩み事について考えてしまって、負のスパイラルを加速させてしまうのです。しかし、そのことが考えられないくらい他のことに集中して、スピーディに作業することができたらどうでしょうか。他の仕事を受け持ってそれに取り組んだり、ただ歩くスピードをはやめてみるだけでもいいでしょう。同僚や友人とまったく関係の無い話をしてみたり、資料作成などの入力作業に没頭してもいいです。とにかく、悩み事についてぼーっと考えるだけの時間と余裕を作らないようにすることが重要です。
 
 
 悩みや落ち込みを加速させる原因が「繰り返し考え直してしまっていること」だと発見することができただけでも、大きな一歩だと思います。さらに、考え直さないために私はどうする、という行動まで決まっているとなおいいでしょう。「やばい、また考え直してしまっている」と思ったときは、本を読んだり、SNSで情報を収集したり、アプリで楽しんだり、なんでもいいので気持ちの切り替えができることをスピーディに取り組みましょう。
 
 
 
それでは、28冊目 読了です。
 
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