【 年間120冊読書計画 16冊目】
「珈琲店タレーランの事件簿4 〜ブレイクは5種類のフレーバーで〜」
岡崎 琢磨 著 読了。
宝島社が実施している、このミステリーがすごい!の大賞受賞作品(このミス大賞シリーズ)の人気シリーズ作品のひとつである「珈琲店タレーランの事件簿」。
ミステリーの一般応募を募ったこのミステリーがすごい!から出版された一冊で、この大賞応募では基本的に大賞作品が出版されています。
しかしこの「タレーラン」は、最終選考で大賞に選ばれた作品ではなく、隠し玉として出版された異例の作品としても注目を集めています。
第1~3作目までは、主人公のアオヤマとヒロインのバリスタ・切間美星の二人で様々な事件を解決していくストーリーでしたが、今作では二人一緒に行動している場面が少なく、描写の仕方が違っていました。
タレーランを読まれている方であれば、この変化に気が付き、それも含めて楽しめた1冊だと思います。
1年に1冊のペースで最新刊をだされているので、次回作がでるのも1年後かと思うと、少々寂しい気もします。
珈琲に興味がなかった方でも、ついつい珈琲に興味を持ってしまうような、さりげなく珈琲の知識が身につくタレーラン。
もちろん、珈琲に興味がある方であれば、ミステリーと珈琲の知識の両方を楽しめる1冊だと思います。
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珈琲店タレーランの事件簿、第4作目。
珈琲のうんちくや、珈琲に絡んだ事件がでてきて、珈琲についても学べる作品。
作中のいたるところに珈琲に関する言葉がでてきており、
ヒロインの霧間美星はキリマンジャロ、主人公のアオヤマはブルーマウンテン、であったりと、ネーミングにも珈琲の名前が隠れている。
内容についてはネタバレになるので伏せますが、割とライトなミステリーでありながら、伏線も珈琲の知識も見事な作品だと思います。
おしゃれで落ち着いた雰囲気のあるカフェで、美味しい珈琲を飲んでみたいものです。
1巻から4巻まで、すべて楽しめる内容だったので、次回作が楽しみです。
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それでは、16冊目読了です。
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