ビジネスマンのための【発見力】養成講座


 【 年間120冊読書計画  12冊目】

 

「ビジネスマンのための【発見力】養成講座」
 
 
 
小宮 一慶 著 読了。
 
 
 
 
 
 

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同じものを見ていても、人によって見え方や受け取り方が大きく異なります。
 
 
 
 
例えば、
 
 
一台の軽自動車を見た人が数人いたとすると、
 
 
 
 
 
 
 
「コンパクトでかわいらしいデザインだな」と感じる女性。
 
 
 
「前のモデルの方がデザインはよかったのにな」と感じるこの車の愛用者。
 
 
 
「やっぱり軽自動車はパワーがないな」と感じる普通乗用車のオーナー。
 
 
 
「フロントライトが他の車にはない斬新なデザインだな」と感じる車好きの人。
 
 
 
 
 
この様に、人によって受ける印象が変わっています。
 
 
なぜ印象が変わるのかというと、今回の例でいえば「車についての知識があるか否か」「車について興味を持っているか否か」が関わってきます。
 
 
車についての知識があれば、その知識を元に車に対する印象ができあがります。
 
車について知らなければ、デザインがどうだとか、エンジンがどうだとかを考えることすらできません。
 
 
車について興味があれば、モデルチェンジでどこが変わったのかわかりますから、それについての意見を持つことができます。
 
しかし、車について興味がなければ、モデルチェンジに気付かないだけでなく、そもそも車がマイナーチェンジをすることすら知らないかもしれませんね。
 
 
 
 
こうした「物事の見え方」について、この本では詳しく解説してくださっています。
 
ビジネスに関して、「発見する力」として書かれていますが、実生活に当てはめてみてみるとおもしろいのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
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同じものを見ていても、同じことを聞いていても、人によって、見えているものがこんなに違うのはなぜだろう?と思ったことはありませんか?
 
 
 
セブンイレブンのロゴを想像したとき、最後のnが小文字なことを知っている人はほとんどいません。それくらい、ものは抽象的にしか見えていないのです。
 
 
 
見えない人には、何万回見ても見えないことがあります。
 
 
 
 
 
関心を持てば物は見えます。
 
 
仮説を立てれば物は完全に見えます。
 
 
気にしているだけで、物は見えるのです。
 
 

ある車に興味を持った、ある色に興味を持ったといった具合で、ある1点を見ることによって全体像が見えてくることがあります。
 
 
 
欲しい車があるから、街中で何度もその車を見かけるようになります。
 
 
トレンドが赤だなと感じると、街中で赤い服や赤いバッグなんかが山の様に見つかるようにもなります。
 

一つのものしか見ていなければ、「良さ」がわかりません。同種の別のものと比較することで「良さ」が見えてきます。
 
 
 
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それでは、12冊目、読了です。
 
 

ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)

 
 
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