どうも、てかてんです。
就職活動が過熱し始める時期がやってきましたね。
企業も学生も、これからが勝負の時期になりました。
てかてんは、ここ数年間、企業側の立場としてインターンシップの講師やリクルートに少しだけ関わる仕事をしていて、学生と直接交流したり就職活動のバックアップをしたりしています。
そうした中で感じるのは、
「自分の強みや自分の良さについて、相手に伝える能力が弱いな」
と感じることがしばしば。
とても優秀でステキな学生さんでも、短い時間でその良さを伝えることがうまくできていない人が目立っています。
もったいない。せっかく素晴らしいところがたくさんあるのに!
そんな風に思ってしまいます。
具体的には、
自分の良さや素晴らしさを、言葉や文章を使ってうまく表現できていない。
という感じ。
ということで、就活生は本を読んで自分を伝える力を付けよ!をテーマにまとめていきます。
今回のトピックはこちら!
本を読んで伝える力を身につけよう!
自分の事を言葉や文章で伝える力を身につけるには、読書をするのが手っ取り早い。
ビジネス本を読めば、色々な言葉が出てきますし、表現一つですごい!と感じる言い回しがある事に気がつきます。
論理的な文章をたくさん読んで、それを自分の言葉で話せるようになれば、自分を伝える力になっていきます。
本を読みながら、「この表現はかっこいいな!」とか「この表現はわかりやすいな!」という文章をチェックして、日常的に使うようにしましょう。
文章は触れる回数を増やせばどんどん身についていきますので、読んだ回数と使った回数が勝負です。
自分の良さを伝える文章をノートに書き出そう
自分の良さを伝える時、事前に文章にして頭を整理することは有効です。
ノートの1ページを丸々使って、「自分の強み」とか「自己アピール」とか「これまで力を入れて取り組んできたこと」なんかをまとめてみましょう。
一度書き出してみて、もっとこうしたらいいかな?とか本で見た文章表現を使ってみよう!とリライトする場合は、「自分の強み2」みたいに別の名前をつけて違うページにまとめていきます。
繰り返し書き出すことによって、段々良い文章になっていくので、前の文章は消さずに新しく書きます。
パソコンではなく、手書きの方が理想ですね!
手書きの方が、どんな事を書いたか頭に残りやすいので、推敲もやりやすくなります。
てかてんが就活のときに書いた「自己分析ノート」では、自分の強み8くらいまで書いていました(笑)
最初に書いた時も自分の魅力を伝えようと必死にまとめたはずだったのですが、半年くらいかけてバージョン8までアップグレード(笑)
読み返してみると、最初に書いた文章とは違ったことをたくさん書いているし、それでいてわかりやすいものに仕上がっていました。
今、改めて書くともっともっと良いものになると思います。
それくらい、何度もリライトすることが重要なのですね。
書き出すものは、面接の時に想定される質問に対する答えとかもありです。
てかてんが書いているものは、
・自分の強み
・自分の弱み
・自己アピール
・学生時代にもっとも頑張って取り組んだエピソード
・学生時代にもっとも苦労した、壁にぶつかったエピソード
・↑のエピソードに対して取った行動と工夫
(ここからはよくある面接対策)
・弊社の志望動機を教えてください
・あなたの学んだことや研究したことを、弊社でどう活かせると考えているか
・あなたの研究内容について教えてください
・・・などなど、面接対策については割愛します。
これらは、企業に対してよく思われようと当たり障りないものを答えるよりも、「あなたの色」が出てしまうような話にした方が良いです。
できる限り、「あなたにしかない経験」を話して、あなたという人間がどういう人間なのかを短時間で理解してもらえるようにリライトを繰り返しましょう。
こうした質問事項を知るにも「読書」が効果的ですし、それに対してうまく伝える技術も読書から学べます。
いろいろな本があるので、就活時に山のような数の本を読むことはおすすめなのですよb
自分の個性や素晴らしさは、伝えなければ意味が無い
せっかく素敵な個性があったり、ものすごく素晴らしい実績や能力があっても、それを就活で伝えることができなければ、企業は採用してくれません。
「わかってくれない面接官が悪い」
ではなくて、
「どんな相手でも伝えきれなかった自分が悪い」
ということになっちゃいます。
もちろん、物分かりの良い面接官もいれば、うまく伝えようとしているのにまったく理解してくれない面接官がいることも事実・・・
「相手が悪かった!」と言いたくなっちゃいますけど、言い換えればその日に面接を受けに来た他の学生だって同じ条件。
そこで、採用と不採用に分かれるのは、魅力を伝えきれたかどうかにかかっています。
ビジネスマナーや面接の時に理想とされる作法も大切です。
だけど、そればかりに力を入れるよりは、「伝える」ことに意識を置くべきです。
「あの子はビジネスマナーがなってないから不採用」となることよりも、「あの子は魅力を感じなかったから不採用」となるケースの方が多いはずですから。
当たり障りないことを言ったり、猫を被っていい人間を演じようとしてしまうと、結局あまり印象が残らず魅力を伝えることができなくなります。
だとしたら、自分のありのままの姿が面接で見せられるように、自分だけのエピソードをイキイキと話せるように、伝える準備をしておくことが重要。
自分の良さや魅力を掘り下げて、どういう言葉や態度で表現すれば相手にうまく伝わるのかを研究し、そして体に染み込むまで練習する必要があります。
しかも、就活では伝える時間が少ししか貰えない
さらに困った現状をお伝えすると、
「就活では自分の良さや魅力を伝えるために使える時間はほんのわずかしかない」
ということです!
面接時間が20分だとした場合、その20分間が勝負です。
エントリーシートや履歴書などに、いくら文章で自分の魅力を書き込んでも、おそらく会ってみないとわからないことばかりだと思います。
成績や研究実績などは書面でいくらかわかりますが、文章ならそれも着飾り放題。
本当のところは、面接のわずかな時間で見抜いてやろう!というもんです。
企業の面接官からしても、その20分間が勝負だし、学生にとっても20分間が勝負です。
そのたった少しの時間で、どれだけ自分の雰囲気や人間性、魅力や経験したエピソードなどを伝えきれるか。
これにかかっています。
その場で質問された内容を考えたりしていては、せっかくの時間が無駄になる。
事前に、想定されるすべての質問事項には自分の言葉でイキイキと話せるようになっていなければなりません。
そして、言い回しや文章構成などは、練りに練り上げたモノをお伝えしましょう。
こうやってお話ししていくと、
「伝えるための文章がいかに大切か」
がわかっていただけるかと思います。
だからこそ、記事のタイトルにもしている通り、「本を読んで自分を伝える力を身につける」必要があるのです。
1週間や1ヶ月くらい集中して本を読んでも、付け焼き刃にしかなりませんから、数ヶ月かけてみっちり体に染み込ませることが理想です。
一つ一つを理解することができなくても良いので、できるだけたくさんの本を読むことをおすすめします。
言葉をシャワーのように浴びていくと、文章の構成が正しいかどうか、感覚でもわかるようになってきます。
本を読み始める前に自分が使っていた言葉たちが、どれだけ間違っていて伝わる辛かったかも、理解できるようになるでしょう。
自分を伝える事を楽しめるようになろう
最後にお伝えしたいのは、「自分を伝える事を楽しめるようになろう」です。
せっかく本もたくさん読んで、面接の対策もしっかりしてきたのに、本番で緊張しまくってうまく言葉にできなかったり、お堅くなりすぎて相手が身構えてしまってはもったいない。
どうせなら、面接で伝える時間を楽しんだ方が相手にも伝わるものだと思います。
面接中に自然と笑いが出たり、つい「ふふっ」と微笑んでしまうくらい、自分の面白いエピソードや自分のキャラクターをうまく出せると成功です。
面接官も人間なので、感覚的に「この人と一緒に働きたいか働きたくないか」というのも採用に左右されていると感じます。
実際に、企業の面接官が使用している採用基準(面接中に採点するシートみたいなもの)の中には、「一緒に働きたいかどうか」という指標を設けている企業もあります。
人間性というのは、定量的に評価しにくいものですから、人間の感覚でしか採点できませんしね。
話を元に戻すと・・・
面接の時は、自分のことを伝えているという状況を楽しめるように準備しておいて、実際に楽しんでいる雰囲気が面接官に伝わって、相手も楽しんでくれれば最高!ということです(笑)
終わりに
就職活動は、いかに自分のことを深掘りして、いかに自分のことを理解して、そしていかにそれを相手にうまく伝えるかが勝負です。
せっかく素敵な能力や人間性があったとしても、それを伝えられないのはもったいないです!
対策して、しっかり自分を見つめ直せば本番で力を発揮できます。
内定を勝ち取るために、後悔しないために、本を読んで自分を伝える文章力や発信力を身につけておきましょう。
本日も、てかてんの書斎にお越しいただきありがとうございました!
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