新入社員に関する記事を読んでいて、過度な偏見を感じます

 

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新年度を迎えて2ヶ月が過ぎ、新たなメンバーで仕事をスタートしてからやや落ち着きつつある時期だと思います。
 
職場でも、人や環境に慣れてきて、徐々に不満も募ってきている時期にさしかかっています。
 
この時期になると毎年のことなのですが、「今年の新入社員」に関する記事がインターネット上に広まってきます。
 
しかもその大部分が新入社員に対する不平不満を詰め込んだようなマイナス記事ばかり。
 
入社したての新人で、かつ若い人達ですから、多少の不満は理解できますが、ちょっと度が過ぎているというか誇張されているような気がしてなりません。
 
私も、大学を卒業して企業に入ったので、年数としてはまだ若い方です。
ですから、多少は新入社員に対して味方をするような立場で、新入社員に対して不平不満を詰め込んだ記事に対して意見をまとめたいと思います。
 
 
 
 
今回のトピックはこちら!
 
 
 
 
 

とにかく新入社員は使えないという風潮はどうなのか

 
 
 
 
やっぱりどうしても気になるのが、「とにかく新入社員は使えない!」みたいに罵っている記事です。
 
勤続年数が増えていくと、新入社員の仕事のやり方が気になってしまうのは仕方ありません。
 
入ったばかりですし、ずっと学生だったのですから、教えるべきことや注意すべきことはたくさんあって当然です。
 
しかし、それを「使えない」という言葉で突き放してしまうのはどうなのでしょうか。
 
彼らを、立派な戦力として使えるようにするのが先輩の力量というものです。
 
何もかも無責任に投げ出して、「あー、こいつら使えないわ」と言ってしまう人は、きっと自分自身には厳しくない人達なんじゃないかと思ってなりません。
 
もちろん、中には本当に使えない、意識も低い新入社員はいると思いますが、入社して数ヶ月のこの段階で判断できるほど、人間は浅いものではないはずです。
 
 
 
 
 
 

しっかり彼らのことを見て判断しているのだろうか

 
 
 
そこで問いたいのは、「しっかり彼らのことを見て判断しているのか?」ということです。
 
「新入社員」というフィルターを通すと、それだけで「使えない」と言ってしまうような感覚はないでしょうか。
 
彼らのことをしっかり見て、しっかり判断して、足りないところはどう伸ばそう?とか、優れているところはどう伸ばそう?という目線で見てあげているでしょうか。
 
とりあえず新入社員だから使えないと言ってしまうと、本当に使えない社員になってしまう可能性があります。
 
それはつまり、先輩社員達のせいで、せっかくの有望な社員を潰してしまうということです。
 
「最近の新入社員はゆとりだからさー」とか「最近の若者は礼儀がなってない」とか、若者・ゆとりといった枠組みで罵るのも一度ストップしたいところ。
 
まずは、その一人の新入社員のことをしっかり見てあげることが大切です。
 
 
 
 
 
 

新入社員に対して不平不満を言う前に、我が身を振り返ってみましょう

 
 
新入社員に対して不平不満ばっかり言ってしまうと、あまりいいことはありません。
 
もちろん、ダメなところはしっかり叱ったり、教育してあげることは大切でしょう。
 
でも、単なる不平不満ばっかりだと、その新入社員にさえも嫌われますし、不平不満ばかり言う人のことを周囲の人は嫌ってしまうかもしれません。
 

 

愚痴や不平不満ばかり言う事が、どう影響するのかについては、以下の記事にまとめています。

 

tekaten.hatenablog.jp

 

 
 
人に対していうことは、自分自身が一番できていなければなりません。
 
最近の若者はメモも全くとらない・・・と罵るのなら、他ならぬ自分自身が率先してメモを取っている必要があります。
 
我が身でしっかり見せられることなら、自信を持って、落ち着いた言葉で伝えてあげると、若手にも響くのだと思います。
 
 
 
 

終わりに

 

 

かなり新入社員に擁護する目線で書いた記事になりました。

 

私も数年前は新入社員だったからこそ、味方をしたくなるものなのかもしれません。

 

社会に出たばかりの新人は、周りのことがよくわからずに迷惑をかけてしまう。

 

そんなことは当たり前なのです。

 

そして、迷惑をかけてしまった時、しっかり叱ってくれて、しっかり指導してくれる人が周囲にいれば、救われます。

 

なのに、インターネットの記事やニュースなどで新入社員・若手・ゆとりという枠組みで、できないとか使えないとかマナーがなっていないとか、マイナスのことばかり言われると成長するものも成長しません。

 

前述したように、せっかく将来活躍するかもしれなかった逸材を、無駄にしてしまうことだってあり得るのです。

 

世間の風潮として、もっと若手を持ち上げてあげられるような世の中になってもらいたいと思います。

 

これからの世界を担うのは、他ならぬ若者なのだから。

 

 

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