就職活動の面接で気をつけたい「10のポイント」

 

 

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  就職活動をしている中で、ポイントになってくるのが、
 
 
 
エントリーシート( 履歴書 )
 
・ グループディスカッション
 
・ 面接
 
 
の3つですが、グループディスカッションも面接も、人に自分の意思を伝えるという面では同じようなトレーニングや下準備が必要になります。
 
 
  そこで、このエントリでは、「就職活動の面接で気をつけたい10のポイント」と題して、考察していきたいと思います。
 
 
  
 
 
 

● ポイント①  相手の目を見て話す

 
 
 
 
  相手に自分の気持ちを伝える上で大切なのが、「しっかり相手の目を見て話す」ということです。
 
  そんなのわかってるよ!って言われてしまいそうですが、相手の目を見て話すのは思ったより出来ていないものです。
 
  緊張すると、知らず知らずのうちに目をそらしてしまったり、相手の目を見ることができなかったりします。
 
  数秒ならともかく、1分以上も他人と目を合わせておくのは、案外緊張するものなんですね。
 
 
  「しっかり目を見て話す!」と意識すれば、そんなに難しいことではありません。
 
  面接対策をする際は、ぜひ「しっかり目を見て話す」意識を持って取り組みましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

●  ポイント②  身振り手振りを加えて伝える

 
 
 
 
  面接では、短い時間の中でいかに思いを伝えられるかが勝負です。
 
  話すことができる時間も限られています。
 
  この条件で、「言葉を話す」だけで思っていることを全て伝えるのは、もはや無理だと言っても良いでしょう。
 
 
  そこで、「身振り手振り」を加えてみましょう。
 
  
 
  物の大きさをイメージさせたいときは、
 
  「これくらいの大きさの○○を・・・」
 
と言いながら、両手で大きさを表します。
 
 
  サークルや部活での人間関係を話すときは、
 
  「Aさんにはサボりぐせがあって、Bさんには真面目すぎるところがあって。でもその中で・・・」
 
と話を進めながら、Aさんは右手、Bさんは左手で表現することができます。
 
 
  ほんの少し身振り手振りがあるだけで、初めて聞く話でもイメージしやすくなります。
 
  面接対策する際は、「今のこの話で身振り手振りが使えるところはどこだろう?」と考えてみると、使える場面が見つかるかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

●  ポイント③  一般論ではなく実体験を話す

 
 
 
 
 面接で大切なのは、「あなたのことを話す」ということです。
 
 1日のうちに数十人ほどの人と面接する面接官は、当たり障りのない普通の事を話す人のことなんて、覚えていません。
 
 むしろ、ちょっと変わったエピソードがあったり、今日一日の中で一番元気があったりした人のことを覚えている物です。
 
 もちろん、面接しながら評価していくものですから、「覚えている、覚えていない」ということが一概に合格へとつながるとは言えませんが。
 
 
 
 気を付けておきたいのは、世間一般でよくいわれている「一般論」を面接中に答えてしまわないこと。
 
 
 
 
 「あなたが大学時代、一番苦労した経験はなんですか?」
 
と質問されたときに、
 
 
「サークル(部活)でのキャプテン体験です」
 
 
とか、
 
 
「研究でなかなか成果がでないときに、毎日遅くまで研究してきたことです」
 
 
なんて答えてしまうと、「よくある答えだな」と思われてしまいます。
 
 
 これらのエピソードを話してはいけない、というわけではなく、どうせなら実体験を含めて肉付けするべきだということですね。
 
 
 
「キャプテンをしていたとき、ルールを守らないメンバーや風紀を乱すメンバーがいて、何度もぶつかりました。例えば・・・」
 
と実際にあったエピソードを詳細に語る。
 
 
「研究室で夜中まで研究したこともありましたが、その中で研究室のメンバーと将来について話し合ったり、研究と関係のない実験をしてみたりと、学生のときにしかできないこともたくさん楽しめました」
 
といった学生ならではのユニークな体験を語るのも面白いです。
 
 
 必要なのは、誰もが話せることよりも、あなたにしか話せないことを話す、ということです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

●  ポイント④  大きな声で一字一句をしっかり発音する

 
 
 
 
 
 
 また少し当たり前に近いことをポイントに挙げてみます。
 
 
 せっかく面接まで来て、話す機会を得たのにもかかわらず、何を言っているのかわからなければ伝わるわけがありません。
 
 言葉の意味をうまく説明できていなかったり、言い回しが複雑でわかりにくかったりも問題ですが、それ以前に気を付けなければならないことがあります。
 
 
 
 それは、「声の大きさ」と「言葉一つひとつの発音」です。
 
 とても素晴らしいことを話していても、声が小さかったり、単語をしっかり発音できていなければ、何を言っているかわからないことがあります。
 
 そこで、大きすぎず、小さすぎない程度に「はっきりしたボリューム」で話すように気をつけ、「一字一句をはっきり発音する」ように気を付けましょう。
 
 声の大きさと発音に気を付けて話していれば、「相手に伝えよう」という意思も言葉にでてきます。
 
 
 
 せっかくの話す機会なのですから、しっかりと伝わるように言葉一つひとつを丁寧に口から出していきましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

●  ポイント⑤  いつもよりゆっくり話す

 
 
 
 
 「声の大きさ」と「一言一句はっきりと話す」と同じように、「いつもよりゆっくり話す」ことも重要になります。
 
 
  どれだけ練習しても、本番は1.3倍増しくらいでスピードアップしてしまいます。
 
  時間が限られているプレッシャーや、多くの人が黙って聞いている状態というのは緊張感を与えますから、自然とスピードアップしてしまうのです。
 
  これも意識の問題で、少し意識して話せばいつも通りのスピードで話せますが、緊張感には個人差がありますから一概には言えません。
 
 
  ポイントとしては、「本番は話すスピードが少し早くなるかもしれない」と頭に入れて面接に臨むこと。
 
  そして、出来れば「いつもよりゆっくり話すイメージで面接する」ことができれば、それだけでスピードは整います。
 
 
  面接のポイントは、「相手に自分の気持ちを伝える」ことなので、ちゃんと聞き取って理解してもらえるよう、早くしゃべりすぎないことを心がけましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

●  ポイント⑥  面接官全員に話す

 
 
 
 
  緊張感を和らげたり、気持ちよく話をするために必要なポイントが、この「面接官全員に話す」ということです。
 
  例えば、面接官が3名いらっしゃる場合でも、面接官も一人ずつ質問してきます。
 
  その時、質問された面接官の方を見て、答えとなる話をするのが基本ですが、他の2人の面接官も話は聞いています。
 
  ですから、話をしながら一人ずつの目を見て話し、話を終えるまでに3人すべてに語るようにするのです。
 
 
  すべての面接官に話をするように気をつければ、一人の面接官と長い時間目を合わせる緊張感もありませんし、中には頷きながら聞いてくれる面接官もいるかもしれません。
 
 
  余裕のある人だと印象付けることもできるでしょう。
 
 
 
 
 
 
 

●  ポイント⑦  〜だと思います。は使わない

 
 
 
 
  「〜だと思います。」という言葉は、自信がない発言だという印象を与えてしまいます。
 
  しかも、ほぼ無意識のうちに使ってしまっているパターンもあるので、注意が必要です。
 
 
 
  例えば、「あなたは当社に入社して何がやりたいですか?」という質問に対して、
 
  「人の役に立つ物を作ると意識して、今までにない期待以上の商品を作りたいと思います。」
 
よりも、
 
  「人の役に立つ物を作ると意識して、今までにない期待以上の商品を作ります。」
 
と言い切った場合のほうが自信がありそうに聞こえますよね。
 
 
 特に、自分の意見を面接で話す場合には、必ず言い切るようにするべきです。
 
 実体験ならなおさら、「~だと思います」では受け売りのような印象も与えますので、もしも「~だと思います」が無意識の口癖になっているのだとしたら、この機会に直してしまったほうが良いでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

●  ポイント⑧ 聞かれたこと以外をだらだら話さない

 
 
 
 
 
 
 面接は、何度も繰り返すように限られた時間の中で話す内容を決めていかなければなりません。
 
 そこで、質問されたことに対して的確に答え、できるだけ多くの質問を面接官にしてもらうほうが、たくさんの話をすることができますよね。
 
 面接官が聞きたいことを、決められた時間内で多く話すことができれば、十分な面接ができたと言えます。
 
 
 しかし、ついついやってしまうのが、「自分の話したい内容、自分の自信のある内容」を質問された時に、長々と他の事までしゃべってしまうということです。
 
 
 
 
 
 「部活やサークル活動で学んだことは何ですか?」という質問に対して、
 
 
 「人間関係の難しさを学びました。特に私のサークルでは自由気ままにルールを守らない人も多く、多くの人をまとめることに難しさを感じました。実は私の親も同じ大学でサークル長をしていまして・・・」
 
 
といった具合に、家族の話に変わってしまうと、聞いてもないことを話していると思われます。
 
 他にも聞きたいことがあったのに、この質問で時間がかかってしまったから聞けなかった、なんてことになるともったいない。
 
 ですから、できるだけ聞かれたことにのみ答えて、どうしても必要なところは少しだけ脱線して短くまとめることが大切です。
 
 
 短くまとめた分、他の質問をしていただく時間を作ることも、面接では重要な心構えです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

●  ポイント⑨  質問を掘り下げられた時はチャンス

 
 
 
 
 
 
 とはいいつつも、質問に対して簡潔に答えた時、
 
 
「そのことについて、もう少し詳しく話してもらえませんか?」
 
 
と質問を掘り下げられた時は「チャンス」です。
 
 
 あえて質問を掘り下げてきたということは、「あなたのそのエピソードには興味がありますよ」と言ってくれているようなもの。
 
 このチャンスを逃してはなりません。
 
 
 「もう少し具体的に」とか「さらに詳しく」と掘り下げられた場合は、できるだけたくさん話すつもりで詳しく説明していきましょう。
 
 ここではポイント⑧のように、「短く、簡潔に」まとめてしまう必要はありません。
 
 面接官が聞きたいことだということはわかっているのですから。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

●  ポイント⑩  質問対策は、暗記ではなく自分の言葉で話せる練習をする

 
 
 
 
 
 
 面接対策や練習をたくさんこなしてきている人は、どうしても「質問に対する答えを暗記している」状態にまでなってしまいます。
 
 もちろん、暗記できるレベルまで練習に取り組むことは素晴らしいことです。
 
 質問に対する答えを、頭に入れておくことは、面接をスムーズに進める上では必要な前準備だともいえます。
 
 
 しかし、どうしても暗記している言葉を頭から引っ張り出すだけでは、「教科書を読み上げている」ような感情のこもらない会話になってしまいがち。
 
 ですから、ある程度は暗記してしまっていても構いませんが、文章を丸暗記するのではなく、「話したい内容のキーワードやつながり」だけを頭にいれておきましょう。
 
 
 そうすれば、キーワードやつながりを元にして、毎回自分の言葉で話すことができます。
 
 同じ質問で面接練習をしても、毎回少しではあっても違った話ができるようになるのです。
 
 
 面接では、「自然な会話」ができれば、相手に気持ちは伝わりやすくなるものですから、出来る限り丸暗記は避けましょう。
 
 
 
 

 

■ 実体験に基づいた10のポイント

 
 
 
 
 いかがでしたでしょうか?
 
 
 これらの10のポイントは、実際に私が面接を受けて、友人から話を聞いて、後輩の面接指導をしてきた中で、感じていることをまとめたものです。
 
 中には当たり前のことも書いてはいますが、必要な考えかただと思っています。
 
 どれか1つでも、あなたの為になるものが入っていれば幸いです。
 
 
 
 
 

 

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