仕事でも勉強でも同じですが、何事にも「締め切り」がありますよね。
締め切りというと、時間に追われたり、時間に縛られたりするイメージがあります。
でも、ちょっと発想を変えると、締め切りをチャンスに変えることができるんです。
例えば、月曜日に上司から
「この仕事、今週までにやっといて」
と言われた場合。
月曜日に指示を受けて、金曜日までに片付けてね、というものですね。
これを金曜日の定時までに終わらせるように仕事を進めると、ただ言われたことをやっただけ、です。
しかし、火曜日、水曜日といった、予定をはるかに前倒しして片付けたとしたらどうでしょうか。
上司は驚くでしょうし、あなたへの評価も上がるはず。
次に急ぎの仕事があったら、回してもらえるかもしれません。
このように、締め切りを設けられたら、相手の予想を上回るスピードで処理することで、自分の評価を上げることができるチャンスになるのです。
ということで今回は、「締め切りをチャンスに変える」をテーマに、まとめていきたいと思います。
今回のトピックはこちら!
締め切りを守るだけではダメ!
締め切りを守って仕事を進めるというのは、もはや当たり前です。
だから、ただ言われた締め切りを守るだけではダメだと考えています。
締め切りをギリギリで守っているということも、あまりよくありません。
理想は、締め切りよりも1日以上前で、頼まれていたことにプラスαを付けられること。
これを当たり前にできるようになって始めて、一人前だと思う。
だからこそ、ただ締め切りを守るだけではダメなんですね。
仮に締め切りギリギリで仕事を終えたとしても、それが上司の理想通りのクオリティであるとは限りません。
やり直しや手直しが入って、結局締め切りを守らなかったというパターンはよくあるんですよね。
これじゃあ、形上は締め切りを守れているように見えても、実は守れていないのです。
ここにはしっかり気がついておきましょう。
ちょっとの前倒しは評価されにくい
締め切りギリギリではあまり意味がないので、それじゃあちょっと前倒しすれば良い?となるわけですが、これも100点ではありません。
例えば、1日や2日前倒ししたとして、それは当然だという評価をなされます。
締め切りギリギリなんて言語道断だし、ちょっと前倒しできたくらい当たり前、という評価ですね。
また、前述したように、やり直しや手直しが入るかもしれませんので、1日や2日前倒ししたとしても結局締め切りギリギリで理想のクオリティの仕事を終えることになります。
つまり、ちょっと前倒ししただけでは、評価に繋がることは難しいということ。
やり直しや手直しを想定すると、ちょっとの前倒しは当たり前のようにできている必要があります。
締め切りをチャンスに変えるためには、もっと驚くような前倒しが必要、ということですね。
いずれにしても、1日や2日の前倒しが当たり前にできるように心がけておくと、仕事ができるやつとか一人前というイメージは持たれると思います。
まず最初はここを目指していきましょう。
圧倒的なスピードで締め切りを超える
最終的に言いたいことは、冒頭でお話ししたことがすべてです。
締め切りをチャンスに変えるためには、圧倒的なスピードで、かなりの前倒しをすること。
「え?もう終わったの?」
「早すぎでしょー!」
と思わず言われてしまうような前倒しが理想。
これができれば、仕事の処理能力や仕事に対する考え方も評価してもらえます。
最初にも言ったように、次に急ぎの仕事があれば任せてもらえるかもしれません。
場合によっては、ちょっとあなたには難易度の高い仕事を経験させてもらえる可能性だってあります。
こいつに任せておけば安心だ、と思ってもらえるチャンスなのです。
このように考えていくと、締め切りを設けられて嫌な気分になるより、「この締め切りをチャンスに変えてやる!」と考えた方が、ビジネス力はあがるのです。
もちろん全ての仕事が前倒しできるわけではありませんし、抱えている他の仕事との兼ね合いでギリギリにしか終えられないケースはあります。
あくまで、心構えの話であり、可能な時は締め切りをチャンスに変えてみては?という一つの仕事術として捉えてくださいね。
終わりに
同じ仕事をこなすのなら、ただこなすだけではなくて、次に繋がったり評価に繋がったりするこなし方をする。
積み重ねていけば、自分自身のキャリア形成に繋がっていきます。
一つ一つの仕事は小さいものかもしれませんが、積み上げる効果は大きいものです。
仕事は、何十年もやり続けなければなりません。
だからこそ、小さい積み重ねを長期間行うことで、一つの大きな成果よりも素晴らしい評価を得られると考えています。
締め切りをチャンスに変える方法。
皆さんも実践してみてはいかがでしょうか?
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