ルーチンワークを意味があるものにするためには?

 

 

 

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どんな仕事にも、必ず「ルーチンワーク」は存在します。
 
技術職、製造職、営業職、研究職、事務職など、どれを取って考えてもルーチンワークが無い仕事などありえません。
 
 
ルーチンワークとは、
 
 
 
「単純作業、繰り返し作業といった、何度もやる作業」
 
 
 
の事で、比較的頭を使わなくても良い作業にも分類されます。
 
 
日常のデータ入力業務、清掃業務、製造ライン業務、片付けや毎日の荷造り、着替えや顔を洗う・歯を磨くなども大きく見ればルーチンワークだと言っていいでしょう。
 
このように、私達の日常には、ルーチンワークが溢れています。
 
だからこそ、ルーチンワークを効率化し、楽しめたり何かを学び出したりすることができれば、生活が改善されるのです。
 
 
 
単純作業、繰り返し作業の中でも学ぶことは多く、ルーチンワークだからこそ改善をすれば高い成果が得られることもあります。
 
しかし、ルーチンワークを主な仕事としている人にとっては、「仕事をする意味、仕事を楽しむ意味」が見出せなくなりやすいのも事実です。
 
私も、製造職のライン作業で、ルーチンワークを一日中行う三交代制勤務を経験したことがあります。
 
ただ、8時間ずっと同じ系統の作業を繰り返す毎日に、嫌気がさし、仕事に意味が見出せないことがありました。
 
それでも、自分の作業に無駄があるとか、もっと楽にできるようになるといった考え方がありませんでした。
 
 
 
そんな悩みの中で、どうしていけば「ルーチンワークを効率化」でき「ルーチンワークから何かを学び出すこと」ができるのかについて、考えていきたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ルーチンワークを効率化する仕組み

 
 
 
 
 
それでは、まず初めにルーチンワークを効率化する仕組みについて、考えていきましょう。
 
 
ルーチンワークによっては当てはまらないものもありますが、多くのルーチンワークには、
 
 
 
「自動化できることは自動化する」
 
 
 
ということが最も効率化の上で必要なことになります。
 
 
 
例えば、Excelで毎日体重のデータを記録してグラフ化するのであれば、
 
体重を入力しただけで、体脂肪率BMI、前日比、目標体重との差、などが自動計算され、グラフに反映されるようなシートを作る、ということです。
 
これなら、体重を測ってそれをExcelシートに打ち込むだけで、他の数値を毎回計算して打ち込み、グラフも作るという手間を省くことができます。
 
現在では、スマートフォンのアプリにも同様の機能が備わったものがありますから、いろいろと効率化しやすいかもしれません。
 
 
 
作業系のルーチンワークなら、その作業が短時間でこなせる道具や治具を生み出したり、動き回る範囲を狭めたりする改善が効率化の鍵になります。
 
一連の作業の中で自分が何歩あるいているかを測定してみると、案外無駄な動きは多いものです。
 
自分の作業場が決められている仕事なら、「一歩も動かず全ての作業がこなせる作業場」を作ることができれば、移動の時間ロスと無駄な動きによる体力の消耗を削減できます。
 
 
 
清掃業務はどの仕事でもあると思いますが、清掃効率を上げるために掃除道具に改善を試みたり、そもそも汚れない・散らからない仕組みを作れば、清掃業務をする必要すらなくなります。
 
 
このようにして、ルーチンワークは徹底的に効率化する仕組みを作り、短時間でこなせるようになれば他のことに時間を使うこともできます。
 
どんなルーチンワークにも必ず改善の余地はあるはずですから、今取り組んでいるルーチンワークをどうしたら効率化できるのか、考える癖をつけてみましょう。
 
 
また、ルーチンワークの改善はあらゆる会社、あらゆる人が取り組んでいます。
 
そこで良いアイディアをもらってきて、自分のルーチンワークに水平展開することも良いでしょう。
 
優れた改善や仕組みは、真似をすることで自身も活用し、必要であればそれを自分が使いやすいようにカスタマイズすれば良いのです。
 
 
 
 
 
 
 

ルーチンワークから何かを学び出すには?

 
 
 
 
ルーチンワークは、単純作業・繰り返し作業であるイメージから、なかなか何かを学び出すのは難しいと捉えられがちです。
 
確かに、毎日違う仕事で、仕事を考え出したり、自ら仕事を取ってきたりする職種よりも、新しい学びは少ないように感じるかもしれません。
 
しかし、毎日繰り返す単純作業だからこそ、徹底的に効率化ができたり、その仕事のプロ中のプロになることもできたりします。
 
 
たまにしかやらない仕事だと、それを効率化するために仕組みを作ることもなかなかないでしょう。
 
毎日やるからこそ、気がつくこともたくさんあるのです。
 
 
 
例えば、前述したExcelシートを作成する仕組みや、歩かないでもその場で作業を終えられる作業場、そもそも汚れたり散らかったりしない仕組みなどは、ルーチンワークとして取り組んでいるからこそのアイディアです。
 
「何回かやったことがある」程度の作業であれば、前述の改善や仕組みを思いつくこともなく、そもそもそうした効率化をやろうとすら思いません。
 
 
毎日やるから無駄に気がつき、毎日やるから問題点がみつかり、毎日やるからそれらを変えようと思えるのです。
 
 
ですから、ルーチンワークは、ただ何も考えずに取り組んでいては、効率化も学びもありません。
 
 
 
 
 
また、ルーチンワークは効率化をしやすい業務にもなります。
 
 
何もせず、いつも通りの8時間をルーチンワークに使っている人と、改善や仕組み作成に力を注いで、6時間でおえられるようになった人とでは、仕事の効率も学びを得る量も大きく異なります。
 
 
これまでよりも短時間でルーチンワークを終えられるようになると、それだけ仕事に余裕ができます。
 
自由に使える時間、他の仕事ができる時間が手に入るのです。
 
 
効率化、改善に取り組むことで、どんどん仕事が楽になっていく様なイメージです。
 
 
だからこそ、ルーチンワークにはやりがいがあるのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 

終わりに

 
 
 
ルーチンワークばかりをやっていると、
 
 
 
 
・ 仕事のやりがいが感じられない
 
 
・ 仕事の面白さがわからない
 
 
・ 他の仕事をやりたい
 
 
 
という風に考えてしまいます。
 
 
しかし、そこで与えられているルーチンワークを確実にこなし、結果をだせるようにならないと、他の仕事に移っても結果は同じです。
 
新しい仕事でも、やりがいが感じられず、面白さもわからず、同じことを繰り返してしまうのです。
 
 
 
今あるルーチンワークを効率化し、仕組みを作り、改善をしていくことで、
 
 
 
・ 今の仕事が楽になる
 
 
・ 新しい仕事をする余裕が生まれる
 
 
・ 新しい仕事でも効率化や改善ができるようになる
 
 
 
という、良い結果を導いてくれます。
 
 
意味を感じられない仕事をどれだけ効率化して少なくできるのか。
 
そして、少なくして空いた時間に何に取り組むのか。
 
 
こうした姿勢や仕事のやりかたが、これからは必要になってくるのだと思います。
 
 

 

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