ただ本を読むのではなく、人に内容を伝えるつもりで読む
気に入ったポイント、著者が伝えたいポイントを拾う
拾ったポイントを解説し、自分の意見も盛り込む
終わりに
ただ本を読むのではなく、人に内容を伝えるつもりで読む
まずは、冒頭でもお話ししたとおり、「人に伝えるつもりで読む」ということを意識することからスタートしましょう。
人に伝えるうえでは、できるだけ身近なリアルに存在する人を想像することがおすすめ。
私は、知人や兄弟などに対して、読書で学んだことを話のなかでさらっと伝えてみることがよくあります。
その際、相手が知人であれば、
「この人はこういう内容に興味がありそうだ」
と想像しながらだと、伝え方もよりリアリティが増して分かりやすくなります。
また、これだと思った文章を見つけたら、手帳でもノートでも、すぐに書き写しておくこともポイントです。
手元に書くものがなければページの端を折っておくだけでも、付箋を貼っておくだけでもOK。
あとから思い出そうとページをぱらぱらするよりも、文章をとりためておくのです。
そうすれば、そのポイントだけ見直して、自分なりに考えてみる時間を作ることもできますし、必要に応じて文章を参照しながら他人に伝える情報にもなりえます。
気に入ったポイント、著者が伝えたいポイントを拾う
他人に伝えるつもりで本を読んでいく。
簡単そうで、実は結構難しいことなのですが、シンプルに考えると以下のポイントさえ守れば問題なく実践できます。
それは、
・ 自分が気に入ったポイントを書き出す
・ 著者が伝えたいポイント(重要だと思える部分)を書き出す
この2つのポイントだけでOKです。
自分が気に入ったポイントと著者が伝えたいであろうポイントをノートなどに書き出すか、ページを折っておいたりする。
ここだけ考えながら読書をすればよいのです。
本を読みながら、2つのポイントに合う文章を宝探しのように探しながら読むのも、なかなかおもしろいもので、一度やり始めると結構くせになってきます。
拾ったポイントを解説し、自分の意見も盛り込む
最後は、前述のやり方で文章をどんどん拾っていき、本が読み終わった後に見直すところを解説します。
見つけた文章を書き出したノートなどを、時間をかけてゆっくり読み直します。
そして、そのノートに自分なりの解説や意見、考え、文章を読んでひらめいたことなど、なんでもよいのでどんどん書き溜めます。
そうすることで、考えが整理できるだけでなく、拾った文章と自分の考えたことを結びつけながら脳に強く記憶することができます。
可能であれば、SNSやこうしたブログなどで他人に発信することもおすすめ。
文書としてまとめなおす作業の中で、さらに強く知識として蓄積していくことができます。
終わりに
今回まとめた内容は、書評といってもプロがやるような書評ではなく、本を読んだあとのまとめや復習作業のようなものです。
でも、誰でも簡単にチャレンジできるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
実際、私自身もまだまだ人に物事をうまく伝えることができていない身分ではありますが、読書→考える→伝える というサイクルは絶対に効果があると確信しています。
そうした中で、読書の楽しさに改めて気が付いたり、読書のレベルがまたひとつ上昇したり、さらには新たに読書を楽しんでくれる人が増えたりすると、この上ないよろこびですよね。
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