仕事の基本について考え直す一冊「ぼくが教えてもらった仕事で大切なこと」

 

ぼくが教えてもらった「仕事で大切なこと」

 

 

ぼくが教えてもらった「仕事で大切なこと」

 

福島 雄一郎 著

 

 

仕事は、人生のうちの大半の時間を使って取り組む活動です。

だからこそ、時に立ち止まって「仕事について考える」という時間を持ちたいものだと思います。

 

たくさんの人と関わりながら、常に変化する世の中で、大量の情報をさばきながら仕事をしていくとなると、働き方や仕事に対する考え方も常に見直してアップデートしていく必要があります。

 

今の自分の働き方や考え方は正しいのか?

 

そんな風に冷静に考えるきっかけが必要。

何も考えていないと、ずるずる仕事を進めてしまい、効率が悪いままだったり、考え方が古くなってしまったり、独りよがりになることだってあるでしょう。

 

「ぼくが教えてもらった仕事で大切なこと」では、本を読みながら「働き方やそれに対する考え方」を今一度思い返すことができるような内容になっています。

 

当たり前だと思うことも書かれていますが、文章で読み直すことで「改めて」良いなと思えるものもありましたので、働くビジネスマンが読む本としてはお勧めします。

 

 

今回のトピックはこちら!

 

 


  • まず身につけておきたい「仕事モードの自分」

  • 働く上で大切な「信用」の意味を知る
  • 自分一人で仕事をしている訳ではないと、真の意味で理解する
  • 終わりに
  •  

     

     

    まず身につけておきたい「仕事モードの自分」

     

    仕事をする自分とプライベートの自分。

    ここに全く差がないという人はあまりいないのではないでしょうか。

     

    いわゆる、仕事モードの自分があるかどうかということです。

     

     

    社会人として新人時代に必要なことは、「もう一人の自分」をつくりあげることなのかもしれません。ふだんの自分とは違う、「仕事のときの自分」をつくりあげることが、社会人としての成長であり楽しみでもあると、今は思います。

     

    「ぼくが教えてもらった仕事で大切なこと」より引用しています。

     

     

    ただ単に仕事をするときに猫をかぶる、ということではありませんが、仕事をしている時は「スイッチが入った状態」になっていた方が良い、ということです。

     

    メリハリを持って、仕事とプライベートをわけることができなければならないわけですね。

     

    どうしても新人時代は、仕事中に力が入ってしまい、周囲に気を遣い続けることになってしまいます。

    その段階を早く脱出して、自分が仕事をする時は「こういうスイッチを入れて、このモードに切り替える」みたいなものが見つかると楽しくなるのですね。

     

    確かに私も、仕事中のスイッチの入れ方と、プライベートでの過ごし方では、意識の集中力も使い方が全く違うなーと思います。

     

     

     

    働く上で大切な「信用」の意味を知る

     

     

    仕事をしていくとわかってくることですが、最も大切なのは「信用力」です。

    一緒に仕事をする人たちに信用してもらえなければ、仕事を任せてもらったり、自由に活動させてもらったり、いざというときに助けてもらったりできません。

     

    そしてその信用は、日々の積み重ねや努力、自分が取り組む仕事への責任感から得られるもの。

     

    「信用」の基準は、責任感にある。仕事に責任感のある方は、体調管理も怠りません。だからこそ、安心して仕事を任せられるのです。

     

    「ぼくが教えてもらった仕事で大切なこと」より引用しています。

     

    ものすごーく当たり前のことだと思うかもしれませんが、これが一番大切なことなのです。

    責任感を持って、信用を勝ち取れるような仕事の進め方をしている人は、必ずビジネスで成功できます。

    しかしながら、当たり前であっても責任感を持って仕事ができていない人は、少なくないのです。

     

    この「信用が大切」だということを知っておきましょう。

     

    信用が勝ち取れるのはどういう行動か?

    この行動だと信用を失ってしまわないか?

     

    信用が大切だとわかっていれば、一つ一つの行動が信用にどう影響するか判断することができます。

    小さいことの積み重ねですが、非常に大切なことです。

     

     

     

    自分一人で仕事をしている訳ではないと、真の意味で理解する

     

     

    「自分の行動は、つねに周りに影響を与えている」と意識して働くこと。

     

    「ぼくが教えてもらった仕事で大切なこと」より引用しています。

     

    仕事がある程度できるようになってくると、自分の力で仕事を回しているような振る舞いをする人がいます。

     

    能力が身についたからこそ、自信を持ってそういう振る舞いができるわけですが、どれだけ社内で偉くなろうと、技術を身につけようとも「一人で成し遂げられる仕事」はありません。

     

    どんな仕事であっても、必ず誰かの力があって出来上がっているのです。

    そしてそれだけではなくて、自分の行動は常に誰かに影響を与えているということも頭に入れておく必要があります。

     

    自分の仕事がうまく進んでいなければ、誰かがフォローに入ったり、仕事の進捗を気にかけてくれたりします。

    反対に、自分が仕事をさばき切って、手が空いていれば誰かの仕事を手伝うことだってあるでしょう。

    自分のちょっとした発言に対して、感動する人もいれば反感を持つ人もいる。

     

    自分の行動が、どんな風に影響するかわかりませんが、必ず何かに影響を与えているのです。

     

    これは、常に頭に入れておいた方が良いでしょう。

    人との関わりがあってこそ、仕事が進められるというのは、今も昔も、今後の変わることのない真理なのです。

     

     

     

    終わりに

     

    長く仕事をしていると、ついつい初心を忘れてしまったり、仕事に対する基本的な考え方が薄れていってしまいます。

     

    そして、そんな初心や仕事に関する基本的な考え方を、今一度考え直す機会もほとんどないと思います。

     

    ビジネス系の研修を受けたり、読書をしたりする中で考え直すことがある程度でしょう。

    でもこれこそ、読書の素晴らしいところです。

     

    いろいろなことを考え直すきっかけになる。

    それだけでも、読書から学べることは非常に多いということです。

     

    この「ぼくが教えてっもらった仕事で大切なこと」は、働くということをもう一度原点から考える良いきっかけになる一冊でした。

     

     

     

     

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