小学生、中学生、高校生、大学生、そして社会に出てからのビジネスパーソン、家庭を維持する主婦など、その人の段階や置かれている状況によって、「やるべき勉強」は変化していきます。
決められた科目を学ぶ勉強、自分で決めた科目を深める勉強、自ら必要なことを学ぶ勉強、生活に必要な勉強といった、それぞれの情報に必要な勉強があると思います。
そんな中で、どの立場、どの状況の人にとっても、
「毎日少しずつでもいいから、コツコツ勉強していくこと」
が大切になります。
特に、学生が学ぶ数学や英語といった「一般教養」以外の勉強は、自分から進んで取り組むことが必要です。
例えば、ITスキル、ビジネスに関する勉強、自己管理、時間管理、料理法や掃除法といった生活をよりよくする勉強、趣味に関する勉強などが当てはまります。
これらは、学校や会社では教えてもらえない、もしくは教えてもらえても基本的なところだけになりますから、自主的に学ぶことが要求されるのです。
自主的に学ぶということは、誰かから強要された勉強とは異なるので、なかなか続かないことがよくあります。
「3日坊主」という言葉があるように、初めはやる気があっても、3日経てばやめてしまうこともしばしばです。
続かない理由は様々ですが、毎日少しずつでもコツコツやることが、続けるための一番の近道なのです。
勉強を毎日続けることは、本当に難しいことです。
しかし、忙しい毎日の中で、まとまった時間を勉強に使うことはさらに難しい。
だからこそ、「毎日少しずつでもコツコツやる」ことが望ましいです。
このエントリでは、毎日少しずつでもコツコツやる利点についてお話しし、毎日少しずつでもコツコツやるためにはどうしたらいいのか?について考えていきたいと思います。
毎日少しずつでもコツコツやる利点とは?
毎日少しずつでもコツコツやる1番の利点は、
「1日の負荷が小さいため、勉強のハードルが低い」
ということでしょう。
毎日1時間勉強すると決めたとしても、勉強の習慣が身についていない人にとっては、なかなかハードルが高いものです。
「やる気」や「根性」を頼りに数日は継続できたとしても、1時間の勉強を毎日やるとなるとできない日がでてくるからですね。
また、勉強の習慣が身についていないと、普段テレビを見たり、漫画を読んだり、ネットサーフィンをしたりと、自分が娯楽に使っていた自由な時間を勉強に回してしまいがちです。
習慣になるまでの勉強では、特に自由な時間は使わずに、スキマ時間やながら時間を活用することで継続しやすい仕組みを作ります。
スキマ時間やながら時間に関しては、以下のエントリに詳細を記載していますので、よろしければご一読ください。
毎日少しずつでもコツコツやれば、徐々に習慣になっていきます。
最初は「やらなくちゃ」と感じながらやることになりますが、少しずつ無意識の内にやれるようになってきます。
歯磨きや入浴と同じで、「やらないと気持ち悪い」と感じるまで習慣化できれば理想的です。
私は、読書を習慣的にやっていますが、始めた当初は、
・ 1日最低でも30分は本を読む
・ 週に1度は書店に立ち寄る
というルールを決めて読書に取り組みました。
やりたくない日や、全くやらない日もありましたが、継続していくうちに効率もあがり、今では本を読まないと気持ち悪い、本が読みたいと思うようになりました。
さらに、毎日コツコツやる量を30分とした場合で計算をしてみましょう。
一ヶ月間続けた場合、
30分 × 30日 = 900分 ( 15時間 )
となり、1日の睡眠時間を8時間で、1日の活動時間を16時間とすれば、一ヶ月間で約丸一日の時間を勉強したことになります。
つまり1年間に渡って1日30分の勉強を続ければ、12日分の勉強時間が確保できることになります。
これは非常に大きな時間です。
1日30分が習慣になり、1日1時間の勉強が可能になれば、1年で24日分の勉強時間が確保できます。
土日や祝日にもう少し勉強すれば、1年で1カ月分の勉強時間を確保することも夢ではありません。
このように考えると、毎日コツコツ積み重ねていくことがいかに重要であるか、お判りいただけると思います。
まさに、「塵も積もれば山となる」のです。
どうすれば、毎日少しずつでもコツコツやることができるのか?
では、どうすれば毎日コツコツやることができるのでしょうか?
読書でも勉強でも、とにかく毎日1分でもいいので、必ずやることが大切です。
そのために、いつやる気分になってもいいように、至る所に勉強道具もしくは本を用意しておきます。
自室、居間、トイレ、お風呂、車、いつも持参するカバンなど、考えられるすべての場所に置いておきます。
勉強道具の場合は、参考書を章毎に切り分けてあちこちに置いたり、参考書のコピーを置いたりすれば良いでしょう。
本ならば、読む本を数冊買っておいて、あちこちに置いておきます。わ
そうすれば、ちょっとした5分程度の時間でも見つけて、毎日コツコツやることができます。
最初は、やる気がなくなったらきりが悪くてもやめてください。
とにかく毎日1分でもやる。
それを毎日続けていけば、少しずつ時間は増えていきます。
最初はやはり「やる気」に多少は頼るところがありますが、仕組みを使って出来るだけやりやすい環境を作り出し、習慣になるまでは頑張りましょう。
終わりに
人間は、新しいことに取り組もうとする時や、勉強、トレーニング、ダイエットのような「きつさを伴う行動」には、腰が重たいものです。
なかなか継続しないのも、人間の特徴だと言えます。
だからこそ、毎日行うハードルを下げて、コツコツやっていくことが大切なのです。
勉強でなくても、どんなことでも構いません。
今日から何かをコツコツやってみませんか?
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