「3時間熟睡法」
大石 健一 著
タイトルを見て、たった3時間しか寝ないというのは危険では・・・?
そんな風に感じつつ、読んでみた1冊。
3時間は極端かもしれませんが、てかてん自身も5時間睡眠を定着させようと頑張っているところですので、何か参考になることはないかな?と読んでみることに。
睡眠は、90分周期でノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返しています。
ノンレム睡眠は脳の睡眠、レム睡眠は体の睡眠だと言われていますが、これらは繰り返すごとに効果が薄くなっていくのです。
入眠から、
90分間 ① かなり深いノンレム睡眠とレム睡眠
90〜180分間 ② 少し深めのノンレム睡眠とレム睡眠
180〜270分間 ③ ノンレム睡眠とレム睡眠
・・・
というように、90分間の間に脳の睡眠と体の睡眠を繰り返しており、段々その効果は浅くなっていくのです。
だらだらと長く睡眠を取っても、90分ごとの効果は薄れるばかりですから、可能であれば効果の期待出来る3回目の周期までは眠り、その後の効果の薄い周期は目を覚ますようにした方が、効率よく睡眠と時間確保が可能になるということです。
3時間は究極を狙った感じですが、一般的な人でも実現できそうなのは、3サイクル分(4時間半〜5時間)の睡眠をとって、スムーズに起床することが望ましいと考えています。
そうすれば、睡眠の観点からしても効果的で、これまで7時間寝ていたとしたら、なんと2時間も何か好きなことをする時間を手に入れられます。
脳や体にとっても無理がなく、そして好きな時間も手に入る「ショートスリープ」について、今回は「3時間熟睡法」より得た知識をまとめていきます。
今回のトピックはこちら!
睡眠の取りすぎは「疲れ」の原因になっている?!
冒頭でもお話しましたが、睡眠はとればとるほど効果があるものでもありません。
段々と睡眠の効率は減少し、それ以上に睡眠をとり過ぎてしまうと反対に体に悪影響を及ぼすこともあるようです。
睡眠時間をあまり多くとりすぎると、体や脳がその休眠ペースに慣らされてしまい、本当の休息をとりにくくしてしまうからです。
「3時間熟睡法」より引用しています。
体を動かさない、脳を使わない時間を増やしすぎてしまうと、段々と鈍っていってしまうようです。
確かに、休日だからといって丸一日寝転んで過ごしていては、反対に体のだるさや疲れ、ひどい時は頭痛が発生したりと、あまりいい経験がありませんよね。
人間は、適度な休息は必要だと言えますが、体や脳を継続して使い続けていかなければならないということですね。
・・・なんとも難しいですよね(笑)
理想は、脳や体を朝から夕方にかけて十分に使い、夜は休息をとりながらストレスを発散させ、睡眠は5〜6時間程度でぐっすり取り、再び明日を迎える。
こんな生活が、脳や体にとって良い生活だと言えそうです。
睡眠時間を短くして得られた時間を、何に使うかが重要です
睡眠な90分周期で、4時間半〜5時間程度でおきたい!
そんな風に思っていても、なかなか眠気には勝てないのが人間です。
二度寝なんて最高な気分になれますし、早く起きたいという気持ちがあってもだらだらしてしまうのが人間というものなのです。
早起きするなら、早起きするためのノウハウを知ることも大切ですが、早起きした時間を何に使うのかを明確にしておくことが大切です。
睡眠時間を短縮するためのコツは、仕事や受験勉強、趣味に取り組むなど、目的意識を持つことです。睡眠時間を短縮してできた時間に何をするのかーその目的意識が強ければ、誰でも睡眠を短縮できるのです。
「3時間熟睡法」より引用しています。
この引用文にもあるように、早起きした時間の使い道が決まっていなければ、気持ちの良い睡眠を辞めてまで脳や体を起こすことは難しいのかもしれません。
受験勉強を頑張って、理想の大学に入学するため!
資格試験に合格して、仕事で使える知識やスキルを身につけるため!
趣味の読書を楽しむ自由な時間を確保するため!
など、自分にとってプラスになる活用方法がはっきりしていれば、早起きするメリットが本能的に理解できて早起きしやすくなるのですね。
過去の成功者は「ショートスリーパー」が多い
まずは引用文から。
成功者に「8時間寝ている人」はいません。ナポレオンは3時間、エジソンは4時間、そしてダ・ヴィンチにいたっては90分しか眠らなかったそうです。
「3時間熟睡法」より引用しています。
やはり、過去の偉人はショートスリーパーが多かったようです。
睡眠時間を効率良く短縮し、活動時間を大幅に増やすことで偉業を成し遂げるための時間を確保していたのかもしれません。
現代でも、成功者や優れた結果を出している人達は、ショートスリーパー寄りの人が多いという統計もあるようです。
無駄な睡眠時間は削ぎ落とし、少しでも自分の仕事や趣味、やりたいことに時間を当てることができれば、成功の確率が上昇することは間違いありません。
時間が空いたらやろう・・・と思っていては、どうしても時間確保をすることは難しい。
自分から進んで時間を確保しようとするために、ショートスリープは必要なのかもしれませんね。
早く起きる効果的な方法とは?
早起きするコツとして、早起きして得た時間を何に使うのかはっきりさせておくことが重要だと前述しました。
それともう一つ。
この時間に起きる!と強く脳にインプットしておくことで、本能的に目覚めることができる!という効能があるのです。
寝る前に「スッキリ目覚める自分」をイメージする。効果的なのは、目をつぶって、「午前4時にすっきり目覚めている自分をイメージ」することです。
「3時間熟睡法」より引用しています。
自己暗示のように感じるかもしれませんが、割と理にかなっています。
なぜか、運動会の当日は頼まれてもいないのに早く目が覚めていませんでしたか?
ずっと楽しみにしていた旅行の当日は、不思議と目が覚めていたと思います。
てかてんも、数ヶ月間楽しみにしていた海外旅行の当日、予定よりも早く目が覚めてしまい、朝の4時から起きていたこともあります(笑)
また、どうしても今日は朝5時に起きないと予定に間に合わない!と思っている時なんかは、不思議と寝坊せずに起きることができます。
これこそ、自己暗示の効果。
この時間に起きたい!と強く考えておくことによって、目覚まし時計やアラーム機能がなくても目を覚ますことができたり、一度目覚めたら二度寝せずにスッと起きることができるのです。
・・・案外、皆さん経験があったと思います。
終わりに
ショートスリープは良いことだらけ!と分かっていても、睡眠という欲求にはなかなかうまく勝つことができません。
数年、数十年と繰り返している睡眠だからこそ、そのメカニズムを知り、効率の良い睡眠を心がけたいところ。
定期的にショートスリープや早起き、朝活といったジャンルの本を読んで、その情報を発信できたらいいなと思っています。
てかてんも、最近かなり頑張ってショートスリープにチャレンジしていますが、なかなか思うようにはいっていません(笑)
ショートスリープにチャレンジする以前よりは早く目覚めることができていますので、前進はしているといったところでしょうか。
この記事も、朝5時に起床し、30分間のウォーキングを済ませた後で書いています。
朝のうちに軽い運動とブログ記事の執筆を終えていれば、仕事を終えて帰宅が遅くなっても充実した1日だと感じられます。
やりたいことを朝のうちにこなせているという余裕が、1日の活動にも余裕と張りを生み出してくれている感覚があります。
思い立ったらその日からショートスリープにチャレンジして、朝から目一杯やりたいことをやってみてください。
きっと、何かが変わります。
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