「人気ブログの作り方 〜5か月で月45万PVを突破したブログ運営術〜」
かん吉 著
最近では、SNSで情報を発信することと同様に、ブログで情報を発信している人もたくさんいます。
SNSでは、即効性のあるスピーディな情報を発信していて、ブログではより質が高く情報量も多い媒体として活躍します。
そんなブログの記事を書いて運営するブロガーですが、ブログから得られる収入だけで生きて行く「ブロガー」という職業も増えてきている昨今。
私もブログを書いている「1人のブロガー」として、人気ブログを運営するブロガーさんの記事や著書にはよく勉強させてもらっています。
このかん吉さんも、「わかったブログ」を運営するプロブロガーさんです。
「人気ブログの作り方」では、「わかったブログ」を運営する中で経験したことや、考えたこと、実際に結果を出したことまで含めながら、様々なノウハウを解説してくれています。
すでにブログを書いている人にも参考になる記事が含まれていますが、どちらかというと
「これからブログを書いてみたい!」
と思っている方への入門書として活躍してくれそうな一冊。
私も、たまに自分のブログの運営法を見直すようにしているのですが、やはり活躍されているブロガーさんが書いた本は勉強になるなぁと思います。
今回は、「人気ブログの作り方」の書評を行いながら、これからブログを始めたいあなたに、ブログ運営でためになる事柄をまとめていきたいと思います。
この記事のトピックはこちら!
ブログの記事には特別なことは必要ない
どんなネタでも、書き方次第で立派な記事になる
大切なこと、伝えたいことは何度書いても良い
古い記事は読まれにくくなるので、伝えたいことは新しい記事でリニューアル
終わりに
ブログの記事には特別なことは必要ない
ブログを初めて書こうとした時、
「自分に書くことなんてないよなぁ・・・」
と思ったことを思い出します。
何も成功していないし、特に目立った資格を持っていたり、何かできるわけでもなかったりするわけで、私が書いた記事なんて誰が読むんだろうと思いました。
ブログに書いてインターネット上で多くの人に見てもらうことを想像すると、どうしても肩に力が入って、何を書いても読んでもらえないような気分になりますよね。
実際、私も読書のためになる記事を!と思って書いていますが、たくさん記事を書いていると「当たり障りない記事」のようなものや「当たり前のこと」をまとめた記事もやっぱりあります。
それでも、記事を書くことが楽しいことと、コメントをもらえたりアクセスが増えたりすることが楽しくて、継続しています。
かん吉さんの言葉を借りると、
なんか特別なことをする必要はありません。
「これはブログネタにならないか?」というアンテナの感度を高めておけば、何でもネタになります。
(人気ブログの作り方 〜5か月で月45万PVを突破したブログ運営術〜 より引用)
ということで、特別な記事を書いてやろう!と意気込む必要はないということですね。
ブログは、記事をたくさん書いていくと「googleからの評価」が上がって検索に引っかかりやすくなったり、自分の記事がブログの中で「リンク」の役割を果たして成長したりしていきます。
難しいことは抜きにすると、記事を書けば書くほどブログは成長するのです。
記事の数やジャンルが増えていくと、それだけ検索されるキーワードも増えますし、アクセスも増えていきます。
ブログのアクセスが増えると、ものすごくモチベーションが高まりますので、継続する力につながります。
いつもたくさんの文量で、読者に楽しんでもらえる優良な記事が書けるようになることが理想ですが、そんなに意気込まず、とりあえず記事を書いてブログを更新することから始めましょう。
そうして記事を書いていく中で、
「どんな記事のアクセスが多かったのか?」
とか
「この記事はあまり読まれていないな」
なんてことを分析しながら、ブロガーとして少しずつ成長していくものだと思います。
どんなことも「トライアンドエラー」です。
試してみて、成功したことや失敗したことを分析しながら、オンリーワンのブログを作り上げたいものですね。
また、記事を継続して更新していると、だんだん「ネタ切れ」状態になっていくわけですが、そこからが勝負。
ブログを更新していると、常に何か面白いことを探すようになります。
何気ない生活が、刺激的になりますよ。
(人気ブログの作り方 〜5か月で月45万PVを突破したブログ運営術〜 より引用)
かん吉さんが言うように、なんとかネタを絞り出そうと私生活のものの見方が変わってきます。
ちょっとした友人の発言が記事になったり、ニュースやまとめサイト、他のブロガーさんの記事、ツイッター、フェイスブックやインスタグラム、読んだ本や買ったものなど、
実はどんなことでもブログの記事になっていきます。
要は、日頃見たり、聞いたり、考えたりしたことをどのようにアレンジして記事に変えていくか。
この力の差が、ブログの面白さを決めていきます。
カリスマブロガーは、こうしたネタの見つけ方や、捻り方が面白い。
どんな人の人生にも、たくさんのネタがありますので、ブログを書き始めたら日々の生活の中からネタを見つけ、できるだけメモに残しておきましょう。
私も「ちょっとでもネタになるかも?」と思ったら、ネタ帳に記録します。
ネタ帳と言っても、「Evernote」アプリの中にどんどんメモしているだけなのですが、記事を書くときはそのネタ帳の言葉から記事タイトルを決め、そこからトピックを考えて書き始める、といった流れで記事を作成しています。
どんなネタでも、書き方次第で立派な記事になる
先ほども話したように、どんなネタでも書き方次第で立派な記事になります。
例えば、ニュースで
「今日から向こう1週間は雨です」
という天気予報があったとすると、それだけでも記事ネタになるんです。
ブログで「これから1週間は雨みたいですねー」なんて書くだけではもちろん記事にはならないのですが、書き方次第。
・ 向こう1週間は雨ということで、読書週間にしよう!
・ 向こう1週間は雨ということで、最新の雨具を紹介!
なんていう書き方もできますよね。
雨から連想されること、お得な情報などを交えたりしていけば、ちょっとした記事を書くことはできます。
日々の生活の中からネタを探し、それを記事にするとどうなるかを考察する癖をつけると、段々ネタ探しも面白くなってきます。
何気無いネタを記事として面白く書くことは、何度も繰り返し記事を更新していれば段々できるようになるものだと思います。
練習であり、慣れでもあるのです。
大切なこと、伝えたいことは何度書いても良い
長くブログを続けていると、
「自分が好きなこととか伝えたいことを、ついつい何度も書いてしまう」
ってことがあります。
私もかなり同じことを書いてしまっていて、「何度も同じこと書いたら飽きられるかも?」なんて考えることがありました。
しかし、考えてみると、大切なことほど何度も伝えるべきだし、そもそも昔の記事を読んでくださった人以外も新しく書く記事を見てくれるかもしれませんよね。
・・・前の記事を読んでくださった人が、また私の記事を読んでくれる可能性の方が低いかもしれませんし。
記事の中身が全て同じだとさすがにまずいですが、書き口や切り口を変えながら重要なことには何度も触れていくことは、むしろ大切なことだと思います。
結論は同じでも、取り上げるエピソードが異なれば良いのです。
共感する言葉は、何度でも聞いて確認したいものなのです。
繰り返し書くことは、初めて読んでくれた人だけでなく、リピーターさんにとっても大切なことだと考えています。
(人気ブログの作り方 〜5か月で月45万PVを突破したブログ運営術〜 より引用)
かん吉さんが書かれているこの一文は、ある意味ブログ運営を行う上で最も重要なことなのかもしれません。
同じブログで同じ言葉を目にすれば、リピーターさんは
「あー、やっぱりここは重要だな」
と再認識してもらえますし、初めて見に来てくれた方には自分が伝えたい重要な部分を伝える良い機会になります。
さらに考えてみるなら、ブログの古い記事はよっぽど人気がある記事や、ネット検索から流入してもらう記事でもない限り、読まれなくなっていく可能性すらあります。
古い記事は読まれにくくなるので、伝えたいことは新しい記事でリニューアル
ということで、古い記事は読まれにくくなるだけでなく、下手したら全く読まれなくなる可能性だってありますから、「新しい記事でリニューアル」しましょう。
私も、ブログのテーマが読書と勉強なので、読書法や勉強法、そして自分の心から大切にしている本については何度も記事を書いています。
例えば、私は年間100冊の本を読んでいるのですが、「年間100冊」というテーマをもとにした記事は、何度もリニューアルしています。
まずはこの記事。
この記事は、年間100冊の本を読むためにどういう方法を使っているのかをまとめている記事になります。
タイトルからもわかるように、「この記事を参考にすれば年間100冊本を読む方法が学べる」と直感的にわかります。
この記事を少し切り口を変えてリニューアルすると、
これは実際に知人から質問された内容で、「年間100冊の本を読むなら・・・」ともう一度わかりやすくまとめ直した記事になります。
記事の投稿日時でいうと逆転していますが、更新しなおしたりもしているので入れ替わっています・・・あしからず。
「年間100冊本を読む」というテーマは変わらず、タイトルや内容の進め方に若干の違いがある記事ですね。
もう少しリニューアルすると、
こんな記事になりました。
これまで実践してみてためになった読書法を5つピックアップし、それをまとめた読書法の記事になります。
また、「3日で1冊の本を読む」というのは、「年間100冊の本を読む」という言葉を言い換えたようなものです。
「3日で1冊の本を読む」のは私のベンチマークのようなもので、このペースを守っていれば年間100冊の本を読み切れる、ということになります。
こんな風に、同じテーマの記事であっても
タイトルのつけ方
記事の切り口
新しい情報を追加したリニューアル版
という形で記事にすれば、自分の伝えたいことを繰り返し記事にしていくことができます。
自分のブログの看板記事になったりすると、ブログの特徴がはっきりして面白いでしょう。
電子書籍でマネタイズとセルフブランディング
ブログを続けていくと、やっぱり目指したくなるのが「ブログでマネタイズすることと、セルフブランディングをすること」だと思います。
マネタイズとは、ブログを使って収入を生み出す仕組みを作ることを示しています。
広告を貼って広告収入を得たり、ブログをネット上のお店として利用し、物販を行うことなんかも当てはまります。
また、セルフブランディングとは、ブログそのものがあなたを表す看板となり、自分自身をブランド化するということを示します。
プロブロガーがテレビに出るようになったり、人気ブログで自分の書いた本を公開するとたくさん売れたりっていうことも、ブランド力のなせる技。
せっかくブログを書くのなら、収入を目指したり、人気ブログとして自分のブランド価値を高めたりしたいですよね。
かん吉さんは、ブロガーが作れる独自商品を開発し、それを販売することがゴールではないかと書かれています。
ブロガーが作れる独自商品とは・・・・・・・・。
そう、電子書籍です。電子書籍の発行こそが、ブロガーの目指すゴールだと、私は考えています。
(人気ブログの作り方 〜5か月で月45万PVを突破したブログ運営術〜 より引用)
ブログが成長して人気になり、自分の文章に価値を見出すことができれば、その文章を集約した「電子書籍」を開発して販売することこそひとつの夢かもしれません。
今や、「kindleダイレクトパブリッシング」というシステムを使えば、どんな個人でも電子書籍を販売することができる時代になっています。
しかも、販売されたことによって著者が得られる印税は、紙の本だと10%なのに対して、電子書籍は70%。
なんと7倍もの印税がもらえるのだそうです。
1000円の本で100円の印税しか入らない紙の本ですが、電子書籍なら150円の本を売るだけで105円の印税が入るわけです。
電子書籍ならマネタイズは十分可能ですし、ブログが人気になっていれば、ブログからも販売リンクをつけて発行部数を増やすことができる。
・・・ブログをやっていく上で、やっぱり電子書籍を販売することは夢ですね。
私もいつか電子書籍を開発し、読者の役に立つコンテンツを発行したいと思います。
終わりに
久々にブログに関する記事をまとめることになったので、長めの記事となってしまいました。
自分のブログ運営も見直すきっかけになってよかったと思います。
かん吉さんが「人気ブログの作り方」に書かれていたことは、私もすでに実践していることが幾つかありましたが、「やっぱりこれって大切なんだな」と見直すことにもなりました。
また、「え?こんな考え方もあるのか」と驚かされた部分もありました。
書評記事にまとめながら、初心を振り返り、また気持ちを一からブログ運営を頑張りたいと思いました。
かん吉さんは幾つか本を出版されているので、そちらも合わせて読んでいきます。
またいずれ書評させていただきます。
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