【 年間120冊読書計画 41冊目】
● 中谷 彰宏さんの「ビジネスマン」に関する作品の書評はこちらからお読みいただけます。
「短くて説得力のある文章の書き方」
中谷 彰宏 著作 読了。
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『なぜ、あの人は「存在感」があるのか』
仕事、日常生活などのありとあらゆる場面で、文章を書くことはいくらでもあります。
気を付けておかないと、ついつい良く使う言い回しばかりになったり、長々と文章を書いてしまったりしてしまうので、「短くて、かつ説得力のある文章」を書ける力は必要だと思います。
同じ言い回しばかりだと、リズムが取り辛くて読みにくい。
しかも、「この人はボキャブラリーが乏しい」と、文章の価値そのものを疑われてしまいます。
長い文章は、それだけで読みにくい。
~で、~となるので、~なんですが・・・
と、接続詞を繰り返して文章をつなぎまくっている文章なんかがそうです。
長くなってしまう文書は、できるだけ短く分けることができないか考えることが大切です。
このように、文章を書くビジネスマンにとって「短くて説得力のある文章の書き方」は必要不可欠なスキルとなっています。
文章は人に伝えるためのものですから、伝わらないと意味がありません。
書き手がどんなに優れた人でも、読み手の理解できない文章を書いているのなら、文章を書くという仕事ではエリートとは言えませんよね。
「短くて説得力のある文章の書き方」から学ぶ、「文章術」を見ていきましょう。
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ボキャブラリーが豊富とは、簡単な言葉をどれだけ使いこなせるかということです。
どんなに難しい言葉を並べて格好をつけても、その言葉の意味が相手に伝わらなければ、書いていないのと同じです。
むしろ、そこに書いてしまっていることで、書かないよりも難しい文章になってしまいます。
また、「あれ」「それ」「これ」という言葉も、何を意味している代名詞なのかはっきりしていなければ、使ってはいけません。
書き手の頭の中で「あれは○○だ」と分かっていても、読み手には伝わっていないケースが多々あります。
文章は、誰かに読んでもらって、何かを伝えるためにあるのですから、読み手を意識して簡単に、正確に伝えられる文章こそ、本当の文章なのです。
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(短くて説得力のある文章の書き方より引用しています。)
引用部分で言いたいことをまとめると、以下のようになります。
・ 優れた文章は、難しい言葉を使うことではなく、分かりやすく書かれた文章である
・ 「あれ」「これ」「それ」という代名詞は、伝わりにくいので極力避ける
・ 文章は誰かに読んでもらう為のものなので、「伝わる文章」を書く必要がある
この3つのポイントは、いかなる文章を書く時でも必要な考え方・スキルです。
文章は、必ず「誰かが読むため」に書くものです。
書き手がどれだけ頭が良いとかは、読み手に取って全く関係のないこと。
難しい言葉や、専門用語、難解な説明ばかりでは、知識を披露して自己満足に浸っているだけだと言われてしまいます。
書き手が生み出す文章は「伝わりやすい文章」ではなく、「伝わる文章」でなければなりません。
読み手がどんな人であれ、書いていることが伝わる文章を目指すことが、すべての書き手に求められます。
今一度、自分の文章を読み直し、振り返ってみて、「伝わる文章」にどれだけ近い文章が書けているのか考えさせられた一冊でした。
こうしてブログで書評を書いたり、Facebookにも書評を書かせていただいたりしておりますが、どれだけの人に伝わっているのかは、いつも頭に入れて考えておかなければなりませんから。
ブログやFacebookで文章を書き続け、「短くて説得力のある文章の書き方」のような文章術の本も読みつつ、自分の文章力を高めていきたいと思います。
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